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パン好きは痩せにくい!肥満の原因は炭水化物ではなく小麦だった

2014/05/09 16:00  by   | ヘルス

最近耳にするようになったダイエットで、”グルテンフリーダイエット”というものがあります。グルテンとは、小麦などの胚乳に含まれるタンパク質の一種で、小麦を練った時に出る、粘りや弾力を作る成分です。

実はこれが、食べたいという欲求をどんどん増進させてしまうと言われているのです。その驚きの理由とは?

 

■小麦の食欲増進作用とは?

フィットネストレーナーでダイエット指導にも定評のある森拓郎さんの著書『運動指導者が断言!ダイエットは運動1割、食事9割』によると、

「グルテンは腸壁を傷つけるということで、小麦アレルギーの原因物質と言われます。しかし、近年では食欲増進作用があることも分かってきました。研究では、グルテンの成分が食欲を刺激し、必要以上に食べ物を欲してコントロールができなくなり、肥満を引き起こすというのです」とのこと。 

グルテンが含まれる小麦製品は、パンやパスタ、ラーメン、うどんなどの麺類や、ケーキやドーナツといったお菓子が代表的です。

逆にグルテンが含まれない製品は、お米や米粉製品、そば粉100パーセントのそばやビーフン、フォー、春雨などです。ダイエット中には、こうした食欲増進作用の少ない食べ物を選んで摂取した方がよいでしょう。

 

■パン好きはダイエットが難しい

そもそも小麦製品の代表ともされるパンは、ダイエットには向きません。

「市販のものは、マーガリンなどのトランス脂肪酸が多いのはもちろんのこと、パン屋で作られたパンでもバターがたくさん使われていることが多いのです。そして、それに合う食べ物や飲み物もダイエットに不向きです」と森さんは語ります。

GI値(食後の血糖値の上昇度を示す指標)が低いものだと、全粒粉やライ麦などが使用されるパンもありますが、それだけでは栄養バランスが偏るという難点があるそうです。

森さん曰く、「朝昼、パン食にしてしまうと、おかずも少なく摂れる栄養素も少なくなります。また、食べた直後は満腹感がある割にすぐに空いてしまうので、間食などに手を出しやすくもなります」とのこと。

そもそも、パンを主食にすること自体が難しいため、パン食は、食事ではなく嗜好だと思って食べるくらいがちょうどよいそうです。

実は、小麦にアレルギーがある人も多いと言われます。小麦を避けることでむくみが急になくなったり、数キロ痩せることもあるようですから、一度やめてみるのも手かもしれません。

 

小麦には食欲増進作用があり、どんどん食べたい欲求が高まるとは……。やはり、ダイエット中はなるべく避けた方がいいのですね。

 

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【参考】

※ 森拓郎(2014)『運動指導者が断言!ダイエットは運動1割、食事9割』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

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