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大阪市営地下鉄、資産価値は8534億円

朝日新聞デジタル 5月10日(土)5時21分配信

 大阪市交通局は9日、市営地下鉄が所有する土地や車両などの資産価値が8534億円になるとの調査結果を公表した。保有株式などを入れた総資産は推計1兆314億円。総資産に占める純資産(総資産から負債総額を引いた額)の割合は31%で、橋下徹市長は「健全性は十分で、超優良企業になる」と語った。

 調査は地下鉄民営化に向け、市が委託した監査法人が実施。公営企業会計の2012年度決算をもとに民間企業並みに評価し直した。その結果、資産価値は3285億円少なかった。それでも推計で純資産は3215億円、経常利益は176億円になった。

 また、交通局が9日発表した13年度収支見込みでは、バス事業が31年ぶりに経常黒字(4億円)となり、地下鉄も黒字が303億円で過去最高の見通しとなった。6月に確定する。

 市は地下鉄とバスを15年春に民営化する方針。昨年2月に関連条例案を提出したが、橋下氏の手法に議会が反発しており、4回継続審議となっている。開会中の5月議会でも成立の見通しは立っていない。

朝日新聞社

最終更新:5月10日(土)10時2分

朝日新聞デジタル

 

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