経済黒船アマゾン、書店連合で迎撃 大手も参入の“無料”電子書籍、続々商品化+(1/3ページ)(2014.5.10 07:00

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黒船アマゾン、書店連合で迎撃 大手も参入の“無料”電子書籍、続々商品化

2014.5.10 07:00 (1/3ページ)電子書籍・タブレット
タブレット端末の「空飛ぶ本棚」のアプリの表示画面。雑誌のアイコンを押すと、電子版が開いて読み始められる

タブレット端末の「空飛ぶ本棚」のアプリの表示画面。雑誌のアイコンを押すと、電子版が開いて読み始められる

 書店で雑誌を買うと、もれなく電子版も無料で付いてきます-。文教堂グループホールディングスが始めた「空飛ぶ本棚 sky storage service(スカイストレージサービス)」が注目されている。追加料金不要で、好きな雑誌を紙でも、スマートフォン(高機能携帯電話)などを用いて電子版でも読める。雑誌をシーンに応じて読み分けられる利便性の高さが評判だ。実店舗での持続的な販売増につなげられるか。“ハイブリッド雑誌”に期待がかかる。

広がる読書の幅

 仕組みはこうだ。読者はまず書店で雑誌を購入する。会計の際にもらえるクーポンコード(16けた)をスマホなどのアプリに入力。するとその電子版がダウンロードできるようになる。対象はファッション誌、経済誌、料理雑誌など計94誌(4月下旬時点)に上る。

 「紙と電子双方をそろえることで読書の幅を広げるのが狙い」(同社営業企画部)で、紙の雑誌は自宅で読み、読み切れない部分を電車内などでスマホを使って閲覧。自宅で旅行誌で旅程を練り、旅先ではタブレット端末で地図を見る-などシーンに応じた利用法は多様だ。

 電子版は保管場所を取らないためバックナンバーも取っておける。キーワード検索などデジタルコンテンツならではの機能も使える。これまで紙と電子版は別々に買う必要があったが、「空飛ぶ-」の対象雑誌なら値段は1冊分で済むのだから、確かにお得だ。

このニュースの写真

雑誌の表紙に「空飛ぶ本棚」の対象商品であることがシールで明示されている
タブレット端末のディスプレーに表示された「空飛ぶ本棚」アプリのアイコン

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