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パソコン購入で後悔しないために知っておきたいこと
ライター:motopg_ahkさん(最終更新日時:2014/1/3)投稿日:2012/12/12 アドバイス受付中!
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新しいパソコン買いたい! けど何を選んだら…
詳しくないと右も左もさっぱり。失敗して覚えるなんて嫌ですよね。やっとの思いで買ったパソコンが粗大ゴミなんて悲惨なので、パソコンの選び方・チェックポイントを解説します。
デスクトップとノート
デスクトップパソコン
机に設置して使うパソコン。
■拡張性が高い(蓋を開けてパーツを取り替えられる)
■モニタ、キーボード、マウスなどは別売り(内蔵されていない)
■大きい
よく勘違いされますがモニタ(画面)は本体とは別物で、本体から渡された情報を表示しているだけです。
モニタなどが既にあるなら本体だけのパソコンを買えば安く済みます。
本体の大きさ
- 大きいと邪魔になる代わり大きなパーツも中に収められ、広いので通気性もいいです。パソコンは熱に弱いので通気性は割と大切。
ノートパソコン
持ち運べるパソコン。かばんに入れて持ち運べるくらいの大きさ。
■拡張性が低い(ほとんどパーツを取り替えられない)
■モニタ、キーボード、タッチパッド(マウスの代わり)内蔵
■小さい
持ち運べる以外メリットがありません。持ち運ばないならデスクトップ。
一体型デスクトップパソコン
デスクトップパソコンの一種でモニタと本体が一体化したタイプ。
■本体がない分省スペース
■持ち運べない
■拡張性が低い
■本体とモニタが別々のタイプより故障しやすい
省スペース以外メリットがありません。別々のタイプでも本体を机の下に設置してモニタ、キーボード、マウスだけを机の上に置けば同じようなもの。
モニタの選び方
グレアとノングレア
つやつやしているモニタがグレア、していないのがノングレア。
http://www.eizo.co.jp/eizolibrary/other/itmedia01_01/
このページがわかりやすいです。グレアだと単純な見栄えはいいのですが自分の顔などが映り込む問題があります。どちらを取るかは好みによります。
大きさ
ノートなら持ち運べる最大の大きさ、デスクトップなら大きい方がいいです。ちなみに大きいほどお値段も…。
モニタが大きいとスクロール回数が減らせます。小さいモニタでは何度もスクロールする必要があります。「ちょっと読んでスクロール」の繰り返しは苦痛です。
色
パソコンはグラフィックカードなどと呼ばれるパーツで画面に表示する情報を作ってモニタに渡して表示しています。
グラフィックカードが弱いと良い画面情報が作れず、モニタが弱いと良い画面情報を受け取ってもそれを表示できません。家電量販店の店頭展示品を眺めてきれいっぽい機種を選ぶことになるのですが。
モニタも数千~数万円します。ノートでは変えられないので慎重に選びたいです。
同じものでも見え方が違う
- 同じ色情報でもモニタによって表示が違います。淡い色のイラストを別のパソコンで見たら薄くて見えなかったなんてよくある話。
キーボードの選び方
ノートでは重要項目。キーボードを取り外せず最後まで付き合うことになるので慎重に。別売りのキーボードをUSBで繋げて使うこともできますが。デスクトップでは自分好みの別売りキーボードを買った方がいいです。
キーボードもキーの大きさ、押し心地、配置、それどころか一部のキーがあったりなかったり。頼りにしていたキーが省かれていると悲しいのでしっかりチェックしてください。
小型キーボードなどでは「普段は○キーだけどFn(ファンクション)キーを押しながら押せば×キーとして機能する」という方法で1つのキーで2つの役割を担っていることがあります。2つのキーを組み合わせるより1つのキーで済む方が使いやすいです。Fnキー付きのキーボードは注意して選びましょう。
マウスの選び方
デスクトップなら無視していいです。付属のマウスを使い続けるなんて苦行です。
問題はノート。ノートにはタッチパッド(指で操作するマウスの代用品)が内蔵されています。ホームポジションから親指で利用できる位置にあるので割と便利。ただ、機能拡張されていて「タッチパッドの端をなぞると別の機能が発動する」などという機種があります。使いこなせれば便利ですが邪魔と言えば邪魔。機能を無効にできるか確認してください。
別売りのマウスを用意するなら無視していいです。タッチパッドを無効にできるか確認しておきましょう。
ボール式マウス
マウス底面にボールが内蔵されていて、その転がり方を検出してマウスカーソルを動かすマウス。ボールに付着した手垢や埃の混ざったものがマウス内部に溜まり動かしづらくなる問題がある。そもそも最近はほとんど見かけない。
光学式マウス
底面から放射したレーザービームの反射を検出してマウスカーソルを動かすマウス。ボールがない分軽く、汚れにも強いなどボール式マウスの問題を解決したマウス。ただしガラスなど反射がうまくいかない床では誤動作する。
有線
マウスとパソコンをケーブルでつなぐタイプのマウス。パソコンから電気をもらって動くので電池不要。ケーブルが邪魔という問題がある。
無線
ケーブルでなく電波でマウスとパソコンをつなぐタイプのマウス。ケーブルがない代わりに電池が必要でありその分重い。重要な場面で電池が切れると悲しい。
OSの選び方
WindowsXP、Vista、7、8など沢山種類があります。Windows以外にもMacとかLinuxとか何それ。
OSはパソコンの各パーツとソフトウェアの間を取り持つソフトウェアの事。これが違うとソフトウェアが動きません。使いたいソフトウェアが使えるOSを選びます。
新しいOSは試した人が少ないため評判が出回っておらず"使ってみてわかった問題点"がまだ見つかっていません。発売直後のOSを試すのは賭け事のようなものなので購入を先延ばしにするか1つ古いOSを選ぶのが無難。
CPUとは
人間で言うところの脳。ここから命令を出してパソコンの各パーツを動かします。このパーツが弱いと、バカなので遅いです。
CPUにはコアという装置が入っていてこれが頑張って考えます。数年前まではコアの性能を上げる方向で開発していましたが限界が見えたため、コアの数を増やして数の暴力でねじ伏せる方向に転換しました。こうして開発されたのがデュアルコア(2つ)やクアッドコア(4つ)の製品。
Core i3→i5→i7の順で性能がよく、クロック数Ghz(ギガヘルツ)の数値が大きいほど消費電力が大きく性能がいい、と思っておけば大体合ってます。
CPUについてはこのページが詳しいです。
http://homepage2.nifty.com/kamurai/CPU.htm
メモリとは
人間で言うところの作業机。データを広げておくために使います。CPUが早くても作業机が小さいといちいち片付ける必要があり作業速度が落ちます。逆に作業量が多くないのに机が広くても、悪くはないですがいいことも特にないです。
電源を切ると内容が消えます。おかしくなったときに再起動するのはこのため。
昨今値段が安くなり気軽に大容量のメモリを搭載できるようになりましたが、人間が要求する仕事量はそんなに増えておらず持て余している状況。普通にインターネットやって動画見てWordとExcelやる程度なら8GBあれば使い切れません。
GBとは
- Byte(バイト)というコンピュータ上のデータの単位。コンピュータ上の最小単位はBit(ビット)と言い、1(はい)か0(いいえ)かという情報です。大量のはい/いいえの組み合わせで情報を扱っています。
- 8Bit = 1B(バイト)
- 1024B = 1K(キロ)B
- 1024KB = 1M(メガ)B
- 1024MB = 1G(ギガ)B
- 1024GB = 1T(テラ)B
- …
- まだ続きますが実用上このくらいで十分。1Bitで0と1の2通りの状態が表せて1バイトで256(2×2×2×2×2×2×2×2)通りの情報を表せます。以下のページを読んでおくとコンピュータについての理解が深まり、256というキリの悪い数がキリのいい数に見えるようになります。
- 二進法 - Wikipedia
グラフィックカード・ビデオカード
画面表示や3Dゲームなどで利用されるパーツ。性能が高いときれいな画面を高速で描画できます。性能が低いと3Dゲームなどはまともにプレイできないことも。
普通にインターネットする程度なら重要なパーツではなく「ゲーム用パソコン」などと銘打っていない製品では性能の低いものを使っていることが多いです。
ハードディスク(HDD)、SSD
電源を切っても内容が消えない記憶装置で、データを保存するのに使います。HDDはその名の通りディスク(円盤)でCDみたいなものが箱に収まっています。安いですが必要なデータを読むためにディスクを回転させるので遅いです。SSDは半導体で回転を待つ必要がなく高速ですが高いです。
容量が小さいと記憶できるデータが少なく、不要データを削除する必要があり面倒です。大きければあまり削除が必要なく気楽でいいです。
メモリが足りない場合
- メモリは収まり切らなくなるとHDD・SSDの一部をメモリとして扱いメモリ不足を解消しようとします。「それならメモリいらないじゃん!だってHDD100GBもあるし!」と思ったかもしれませんが残念それはできません…。
- HDDやSSDは基本的に遅いです。HDDよりSSDの方が早いですがメモリはもっと早いです。HDD・SSDを使うようになると処理効率が落ちます。この仕組みについては仮想メモリとはにMicrosoft様のわかりやすい解説があります。
パソコンの動作音
- パソコンの内部ではパーツが発熱しており冷却するために小型扇風機が回っています。つまり音がします。HDDなどディスクの回転音もあります。店では店内放送などでまともに判断できず通販では試聴もできませんが。
- 「パソコン 静音」などと検索してみるといいかもしれません。
Office
Windowsパソコンにほぼ標準搭載されていて企業などでも広く使われているソフトウェア。特にWord(文書作成)、Excel(表計算)、PowerPoint(発表会などのスライド作成)が広く使われています。
…と言っても必須ではなく不要なら搭載されていない製品でいいです。抱き合わせ販売みたいなもの。必要になってから個別に買えばいいです。
付属ソフト
メーカ製パソコンにぎっしりと詰まっている謎の付属ソフト群。あれも作る人がいて給料が支払われているわけでその分値段が高いです。年賀状作成ソフトとか動画編集ソフトとか何かの体験版とか。必要なら個別に買えばいいです。
サポート
「指定期間内に故障した場合は無料で修理」などのサービスが付いている製品があります。初心者のうちはしっかりサポートの付いているものを買った方がいいです。「自分で何とかするわ!」という方はサポートの薄くて安い商品でも。
どこで、どのメーカのものを買うか
高くてもサポート体制が万全で安心できる製品がほしいなら有名メーカ製。どこもそれなりにしっかりサポートしてくれます。
家電量販店ではメーカ製より安めの製品も並んでいます。色々削って安くしている製品で、何を省いているのか理解・納得できる中級者向け。セットになっていると思って買ったら別売りでしたは悲しいです。
家電量販店で買わないという手もあります。BTOという販売形式で、パーツを選択肢から選んでいくとそれを組み立てたものを売ってくれるというもの。基本的に選んだものしか入っておらず無駄な付属ソフトなどは付きません。興味のある方は調べてみてください。
自作しちゃうという手もあります。と言ってもパーツを買ってきて正しく接続するだけ。パーツ同士の相性、電力などを考えて作るためそこそこ知識がいりますが、全部自分の考えたとおりのパソコンになります。費用は「BTO - 人件費」くらい。
終わり
このくらい前知識があれば、店員の口車に乗せられてホイホイ買っちゃうということはなくなるかと思います。しっかり調べて後悔しないようにしましょう。
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