2014.5.10 05:05

G・久保、ドタバタも雪辱火消し!ブルペン電話が甲子園でも故障

マウンドに集まる巨人ナイン=甲子園球場(撮影・鳥越瑞絵)

マウンドに集まる巨人ナイン=甲子園球場(撮影・鳥越瑞絵)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神2-4巨人、7回戦、阪神4勝3敗、9日、甲子園)勝ち越し後のドタバタを救ったのは、汚名返上に燃える久保だった。七回の守備。前日8日のDeNA戦(東京ドーム)でも敗戦投手となった西村が乱調。2点差に迫られてなお一死一、二塁。交代だ。ここでなんと、ベンチとブルペンをつなぐ電話が故障した。

 「久保の場面ね。電話のご機嫌が悪かったみたいで。(投手コーチの)斎藤は(足が)遅いから」と原監督。1日のDeNA-中日(横浜)でもDeNA側の電話が故障したが、この日は勝負を分ける瀬戸際。佐藤誠サブマネジャーをブルペンに走らせ、久保が登板。大和、鳥谷を連続空振り三振に仕留め、ピンチを切り抜けた。

 久保は前日、走者を刺すためのピッチドアウトのサインを見落としてボールを外しきれず、適時打を浴びた。原監督に「大きなミスを犯した人がいる」と切り捨てられた33歳は、「きのうのきょうで、いい場面で投げさせてもらった。絶対に抑えたいと思っていた」。鮮やかな火消しで名誉を挽回し、胸をなで下ろした。 (青森正宣)

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