バーガーキング、衛生管理ずさん=潜入取材で明るみに―ドイツ
時事通信 5月10日(土)6時21分配信
【ベルリン時事】若者に人気の米ハンバーガーチェーン大手バーガーキングのドイツの店舗で、衛生管理がずさんだった実態がテレビ局の取材で明らかになった。同社は改善策に着手したが、客離れが進み、売り上げは落ち込んでいる。
テレビ局RTLの記者が複数の店舗に潜入して取材。店では生ものや傷みやすい商品は消費期限が切れると、ラベルを貼り替えていた。
客には常に焼き上げた直後の肉を提供していたわけではなく、肉を何時間も温めて保存していたこともあった。また、トイレ掃除をした店員が着替えないまま厨房(ちゅうぼう)で作業していた。
バーガーキングは「顧客の信用を裏切った」と謝罪。外部監査の導入などの改善策を打ち出した。しかし、「厳密に管理してきた店舗でも悪評が立っている」(同社)状態で、信頼回復には時間がかかりそうだ。
最終更新:5月10日(土)9時54分
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