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人工島「第二海堡」を海上見学 横須賀でクルーズ
横須賀港に停泊する艦船を見学するクルーズ「YOKOSUKA軍港めぐり」などを運営する船舶運航業「トライアングル」(横須賀市小川町)は10、11日、東京湾の人工島「第二海堡(かいほう)」を海上見学するクルーズを実施する。
両日に市内で開かれる「よこすかカレーフェスティバル」に合わせた特別企画。第二海堡は、1914年に旧陸軍が首都防衛のため、東京湾口に建設した人工の海上要塞。23年の関東大震災で一部被災したが、第2次世界大戦まで砲台などの軍事施設として使われていた。現在は一般の立ち入りが禁止されている。
クルーズは、4月から同社が運航している新造船「シーフレンドZero」号(全長約20メートル)で同海堡の周辺を海上から見学する。同船の旅客定員は従来の主力船に比べて50人増の200人。猿島航路や県内沿岸の「ご当地クルーズ」のほか、災害時は海上交通手段として運航できるよう建造した。
同社は「(第二海堡は)波が高い日は近づきづらいので、見学できるのは珍しい。ぜひ、参加してほしい」と呼び掛けている。
三笠桟橋発着。出航時間は(1)午前10時(2)正午(3)午後2時。各便100人ずつ。大人2千円、子ども千円(幼児は大人1人につき1人無料)。予約・問い合わせは同社電話046(825)7144。
【神奈川新聞】