菊池秀樹
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ご存知のように、野鳥の学名はラテン語で記されています。たとえばスズメはPasser montanusと書き、パッセル・モンタヌスと読まれ、これには「山のスズメ」という意味があります。学名の大きな特徴は、世界中で通用すること、一種には一名称しか無いこと、そしてラテン語で表記されていることです。英語名もよく使われますが、こちらは一種につき複数の種名(シノニム)を持つことがあるので、しばしば混乱の元となっています。
長所は多いのに、舌を噛みそうな多音節が災いしてか、ともすれば敬遠されやすいラテン語の学名です。そこで、本稿の著者、菊池秀樹さんは考えました。フリガナをふって読みやすくすればどうだろう。個々の単語に日本語の意味を記しておけば覚えやすいかもしれない。このページは、そんな気持ちをこめ、言わば“学名の識別ガイド”を目指して作成されており、「日本鳥類目録 改訂第7版」にもとづき日本の野鳥633種全種を収録しています。
はじめは、ただご自身の覚書として作成された「野鳥の学名入門」でしたが、内容に瞠目した本サイト「くまたか」では、無理にお願いして掲載のお許しを頂戴しました。カナとラテン語学名のコラボレーションにより、これまで疎遠だった世界がいつか身近となり、ラテン語に由来するというハリー・ポッターの魔法の呪文みたいに、不可能を途方も無い能力に変えるかもしれません。あなたのウォッチングを心待ちにしている、古くて新しい、豊穣で不思議な言葉の森「野鳥の学名入門」へ、ようこそ。
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(upload: 2013-09-09 / proof: 2013-09-11)