2014年5月8日(木)
日経電子版 「尖閣」をめぐる2つの米国、2つの日本 編集委員 高坂哲郎
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0101L_R00C14A5000000/?dg=1
「尖閣」をめぐる2つの米国、2つの日本 編集委員 高坂哲郎
(1/2ページ)2014/5/8 7:00日本経済新聞 電子版
<<「尖閣諸島は日本の施政下にあり、それ故に、日米安保条約第5条の適用範囲内にある」。
4月に来日したオバマ米大統領は、尖閣問題に関して表明した。
米大統領が公式に尖閣諸島への日米安保適用を宣言してくれた、と日本では発言を歓迎する空気が広がった。
ただ、発言の中に「それ故に」という言葉をわざわざはさんでいる点に着目して裏読みすれば、
「尖閣諸島が日本の施政下でなくなれば、日米安保条約5条の適用範囲から外れる」
と米国が暗に言おうとしていることがわかる。
米政権は以前からこの立場を維持しており、オバマ氏も4月24日の東京での記者会見で「我々の方針は従来と変わっていない」としきりに強調していた。
日本が心しておいた方がいいのは、尖閣諸島を全力で守る姿勢を表明してくれたウィスラー中将と、
尖閣問題から周到に逃げを打とうとする一部の米政府関係者の両方とも、現在の米国の偽らざる姿だということだ。
米国は一枚岩の国ではない。
さらに忘れてはならないのは、米軍人のとろうとする作戦や方針は、彼らの熱意にもかかわらず、米国の政治家に拒否されることもあるという点だ。
一つは「尖閣諸島は日米安保の適用範囲」とのオバマ氏の発言や日米安保を過信して安逸に浸ろうとする空気だ。
オバマ氏の来日時に、尖閣有事に日米安保が適用されない場合もありうる、と冷徹に分析した報道はごく一部だった。
矛盾するようだが、米国は同時に「米国内政や世論の動向次第では尖閣防衛に協力できないかもしれない」と日本に正直に話す「ストレート・トーク」も始めた方がいい。>>
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※「2014年5月2日(金) あなたなら どういう見出しを付けますか? 安倍・オバマ会談」のコメント欄で、わたしは
>>未だに尖閣に中国軍が上陸して、米軍が動くとは信じません。(備後表 さんのコメント)
尖閣列島は、島嶼部ですよね。
島嶼については、まず日本の自衛隊が防衛にあたり、その後方を米軍が支援する、という法律が、安保条約とは別にあります。
安保条約が即時に適応されるのは、島嶼ではなく米軍基地のある本土です。沖縄も含む。
本土が攻撃されても、それでも上院・下院の承認を得なければ米軍出動にはなりません。
このように数多くの手続きを経たのちに、安保が適応されるのです。
島嶼において、中国が急襲してきた。自衛隊が防衛したが、不幸にも占領された。
占領されたら「日本の施政下」ではありませんから、安保の適応外です。
つまり米軍はこない。>>
とわたしはコメントで書きました。
日経の↑の記事は、わたしの見解と同様です。
今、次期戦闘機はどうなったんでしたかね?
富士重工が政府を訴えたのが、米軍の前期戦闘機の日本で使用する分の製作台数の激変でした。
東北の時、戦闘機を空に上げず津波で流されるのを見た時は「こんなんで大丈夫か?」と思いました。
空母で領海すれすれに来て、小船・ボート・快速艇で上陸すればそれだけで制圧ですね。
保安庁と自衛隊の緻密な連絡や共同作業は、それぞれの上層部で拒否しあってると思えます。
フィリピンに次いで尖閣にも米軍用の補給基地を作れば良いのにと感じます。
>今、次期戦闘機はどうなったんでしたかね?
アメリカは日本に造らせたくない。
アメリカ製を買ってもらえばいい、と考えているからです。
>空母で領海すれすれに来て、小船・ボート・快速艇で上陸すればそれだけで制圧ですね。
アメリカの対アジアの戦略担当者は、中国軍が尖閣にやってきても、
ミサイルで撃破すればいいといっていますが、議員が認めるかどうかです。政治優先です。
アメリカが中国の機嫌を損ねる動きをすれば、中国はアメリカ国債を大量に売却するでしょう。
そうなると、アメリカの金利が上がるでしょうし、経済に打撃を与えます。
>それぞれの上層部で拒否しあってる
ババを引きたくないが、手柄を立てたいという構図でしょうか?
中国の覇権主義を世界中に訴えるべき。
世論のちからで孤立させるべきです。
中国は、ベトナム艦船・漁船が体当たりしてきた、と主張。
あっれえ〜、尖閣で日本の海自に体当たりしてきたのはどこの漁船だったかな?
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