最近、漫画以外一般書籍を買っていなかったが、久しぶりに下の2冊を買った。
「56歳からの挑戦」という本は還暦で司法試験に受かった著者の話で、「45歳から5億円を稼ぐ勉強法」の方は50歳で司法試験に受かった著者が書いたものである。
二人の著者はいずれも立派な学歴と職歴を持っている。
特に「45歳から・・・」の著者は、東大を卒業して三菱UFJ銀行に就職し、アメリカの大学でMBAを取得して、外資系コンサルティング会社に転職、その後ある会社の社長となり、社長業をこなしながら法科大学院に通って、司法試験に合格したという超人である。
何故この2冊を買ったのかというと、最初、タイトルや著者のプロフィールを立ち読みして、苦労して60歳と50歳で司法試験に合格した人達だと勝手に勘違いしたのである。
つまり私と同じく中高年齢者となってから資格で開業した遅咲きの人達だと思ったわけである。
しかし私とは全然レベルが違うし、そもそもこの二人の著者は遅咲きではない。
寧ろ同僚達より一歩抜きんでていて、人より早く充実したサラリーマン生活を送っていた。
そのため余裕を持って定年後の第二の人生を考え、50歳前後から司法試験の勉強を始め、見事弁護士となった驚異的な人達なのであった。
しかし読後は私も一瞬、影響を受けた。
弁護士は無理としても私も今から勉強すれば何か資格が取れるのではないか?と。
司法書士・・・税理士・・・。
やはり駄目である。
そもそも社労士にすら受からなかった私に社労士以上の上位資格に受かるはずがなかった。
だがこの2冊の著者は私にとって貴重な見本である。
それは50歳以降の生き方を示唆してくれたからだ。
私も行政書士で1千万円稼いでやる!
と鼻息を荒くしたところで思い出した。
私にも目指すべき資格があった。
簿記3級である。
願書を出し忘れたので6月の試験は受けられず、最短でも11月になってしまったが、簿記3級の勉強を通して簿記に興味が持てればいいな、と思う。