検査の結果は良好で加齢による脳の委縮はあったものの82歳にしてはアルツハイマーの兆候もなく脳梗塞の進行も無かった。
本人も私もホッとしたところである。
母親は本来活動的な性格だったが80歳の時(だったと思う)背骨が骨粗鬆症になり、背中が曲がってしまった。
そのため同年代の人より長い距離を速く歩いていたのが今はほとんど歩けなくなってしまった。
そして家の中でテレビばかり見る生活となり、こんな受動的な生活習慣ではいつボケてもおかしくないと密かに思っていた。
しかし脳神経外科の先生から「ほとんど異常はありません。今の生活を続けられればいいと思います」などと言われたので、不思議に思ったものである。
50歳にもなると残りの人生を考える。
私の50年の人生は面白い事はほとんど無かったが不幸な事も特に無かったので幸福だったと言える。
私のメンターは「人生は本来苦であって楽しい事はたまに起こる点のようなもの」と言ったが世代の違いか私の性格が鈍感なのか、私は今のところ自分の人生を苦痛だと思った事はない。
また私は「人生、犯罪や自殺をせず、寿命が来るまでただ生きていればそれで合格」という言葉を信望しており、今まさに「ただ生きている」状態である。
( ゜∋゜)
少しつまらないが。
とにかく今までの50年間の人生にほとんど後悔は無く(後悔してもしょうがないという事もある)、これからの30年間(80歳まで生きる予定)に期待を持っている。
結婚願望もまだまだあるし、もし結婚できなかったら最低5人は愛人をつくりたい。┐( ̄ヘ ̄)┌
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