キョンキョン＆貴一　ＣＤ発売　フジ系ドラマのデュエットソング

　フジテレビ系ドラマ「続・最後から二番目の恋」（木曜午後１０時）にダブル主演する女優の小泉今日子（４８）と俳優の中井貴一（５２）が歌うデュエットソングで、ドラマの挿入歌に起用されている「Ｔ字路」が、６月４日にＣＤ発売されることが決まった。

　同曲はロックバンド「クレイジーケンバンド」の横山剣（５３）が、ドラマの世界観をもとに作詞作曲。４０代の独身のテレビ局ドラマプロデューサー吉野千明（小泉）と、鎌倉市役所観光推進課に勤務する５０代独身の長倉和平（中井）が、左右どちらの道に進むべきか悩むさまを、明るいミディアムテンポの楽曲に仕上げた。

　小泉の名義では「ｆｏｒ　ｍｙ　ｌｉｆｅ」（９９年発売）以来１５年ぶり、中井は「黒の似合うひと」（８７年発売）以来２７年ぶりのシングルリリースとなる。初回限定盤には、ミュージックビデオ（ＭＶ）のフルバージョンを収録したＤＶＤが付属する。

　ＭＶは、小泉が発案した１９２０年代のファッションと町並みがテーマ。レトロな風景などさまざまな映像が流れる巨大なスクリーンをバックに、エレガントな衣装を着こなした小泉と中井が息の合ったハーモニーと華麗なダンスを披露する。

　「一度聴いたらすぐにメロディーを口ずさめる楽しい曲です。カラオケでいろんなカップルが歌ってくれるのを楽しみにしています」と小泉。ＭＶについて「それはもう中井貴一先輩のダンスが見どころ！　ダンディーでとても素敵です」とアピールした。

　中井にとっては、人生初のＭＶ収録。「勇気がいりました。５２歳になって初めてのことに挑戦できるということはすごく幸せ。撮影現場にはドラマスタッフもいてくれたので心強かったですね」と振り返り、「ＣＤを出すことはもうないかなぁと思っていたのですが、こういう形で音楽に携わることができてうれしいです。それも小泉くんと一緒だったので心強かった」と正直な胸の内を明かした。