ジャーナリストが「美味しんぼ」原作者の「リンチ」呼びかけ? 石井孝明氏、批判されツイートを削除
J-CASTニュース 5月8日(木)19時29分配信
漫画「美味しんぼ」の鼻血描写に批判が集まる中、言論プラットフォーム「アゴラ」にも寄稿しているジャーナリストの石井孝明氏がツイッター上で美味しんぼに対する猛抗議を展開した。
2014年5月7日、福島県双葉町が小学館に抗議文を送ったことを受け「こういう動きは当然」と息巻いてツイートを連投した。ところが、その流れで「雁屋哲をリンチしましょう」と発言したために、一転、石井氏自身も批判にさらされることとなってしまった。
■「美味しんぼの件は、見せしめにぴったり」
双葉町が抗議したのは、4月28日発売の「ビッグコミックスピリッツ」22・23合併号に掲載された「美味しんぼ」第604話の作中に、双葉町にある福島第一原発を訪れた主人公らが原因不明の鼻血を出す描写や、「福島では同じ症状の人が大勢いる」という発言があったためだ。これに双葉町は「現在、原因不明の鼻血等の症状を町役場に訴える町民が大勢いるという事実はありません」と反論。すでに風評被害が生じていることも明らかにした上で、厳重に抗議した。
石井氏はこうした双葉町の対応を評価し、「福島を嘘、デマで貶める『日本人とは思えない人たち』に対して、立ち上がり、言葉の面で批判を」などと訴えた。その後、批判は次第にヒートアップし、
「美味しんぼの件は、見せしめにぴったり。(略)祭りは『血祭り』の方が興奮するし。嫌いな人民裁判に、私も乗ろう。風評被害撲滅の大義のため」
「私は漫画という文化に敬意を持つが、社会に意味のない漫画なら見せしめのためにリンチをして、吊るし上げても、影響はないだろう。だから心置きなくリンチして木に貼付けにしてやりましょう」
などと、比喩とはいえ、やや物騒なツイートを繰り返した。
発言はさらに続き、ついに雁屋氏にも「リンチ」という言葉が向けられた。
「放射能ママも電波系放射能デマッターも、今が戻るチャンス。『騙されていました。スピリッツのバカ』と抗議して知らぬ顔しましょう(略)きっかけのため雁屋哲をリンチしましょう」
最終更新:5月9日(金)18時1分
Yahoo!ニュース関連記事
- <「美味しんぼ」問題>前双葉町長が批判 石原環境相発言(毎日新聞)0時2分
- 美味しんぼ作者、原発描写の責任は全て私に(日刊スポーツ)9日(金)20時5分
- 雁屋哲氏「責任はすべて私に」編集部への抗議は「お門違い」(スポニチアネックス)9日(金)15時43分
- 環境相、「美味しんぼ」鼻血描写を批判映像(TBS系(JNN))9日(金)13時2分
- 放射能デマ拡散者への責任追及を--美味しんぼ「鼻血」騒動から考える - 石井 孝明写真(アゴラ)9日(金)11時3分
WEBで話題の関連記事
※Buzzは自動抽出された記事です。
読み込み中…