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ドイツの占い老師「ザック日本W杯4強」見えた


日本はW杯4強だ ドイツの占い老師には見えた

 ザックジャパンがW杯で4強進出する!? 6月の開幕を前に、欧州を股に掛けて活躍するドイツの占い師、エル・ファンタデュー氏に直撃取材を敢行した。MF本田圭佑(27=ACミラン)の古傷など過去を言い当てると、未来にも言及。さらにサプライズ選出には鹿島MF柴崎岳(21)を推した。

 異様な空気が張り詰める中、エル・ファンタデュー氏は「ペンデュラム」と呼ばれる振り子を取り出した。「写真を見せてくれ。表は見せずに伏せたまま渡してほしい」。まずは日本の攻撃の要であるMF本田の写真。顔もシルエットも分からないまま、振り子を揺らすと、ピクッと眉を動かした。「ここは何だ? けがをしているようだね」。確認してみると右膝。かつて手術を受けた箇所だ。さらに「ここも気をつけた方がよさそうだ」。裏から指をさしたのは、こちらも昨年負傷していた左足首。まずは過去を的中させた。

 緊張感が増す中、日本の命運を握るザッケローニ監督を占った。振り子をかざした後「カードも使おう」とタロットを出した。カードをめくると、語り始めた。

 「確固たる信念があるが、それを突き進もうとすると周りの反感を買いやすい。信念が強すぎる。周りからすると思慮がないと思われるかもしれない。そのかわり信念を貫くパワーはある。クリエーティブな人間なんだが、すごく周囲に要求してしまうことがある。これはもしかしたら監督ではないか?」

 またしても当てた。「彼は頑固だから私の意見なんて聞かないよ」と言いながらチームの行方を占っていく。3月のニュージーランド戦に招集された23人の写真を見ながら、振り子を揺らした。驚いたように手を止めたのはMF山口の写真。「すごくいいね。彼は活躍する」。MF細貝にも「危機的状況を救うことになりそうだ」。ダブルボランチは確定か? 逆に1トップには辛口。まずは柿谷を「彼以上に周りが仕事をする」。さらに大迫は「コンディションがよくない。胃腸の問題が出てくるかも」と不安要素を口にした。ではチームの成績は?

 「世界と知り合う願いが込められているカードが出た。少なくとも4強に行くだろう。ストレスがかかり、けがのおそれがある。特に彼(本田)はけがに気をつけた方がいい。しかし勝利者の暗示が出ている。これはまったく悪いように思えない。100%と言えないが、みんなが予想しているよりもはるかにいい結果になるだろう。準決勝を戦う可能性が非常に高いと思う」

 エル・ファンタデュー氏が導き出した日本の未来は、過去最高となるベスト4。では優勝の行方はどうなるのか。「ブラジルとメキシコはすごいチャンスがある。タイトルが欧州にいくことは、絶対にない」。2大会連続で続く欧州の優勝国はないという。本人いわく「私はまったくテレビもサッカーも見ない。特に日本のことはまったく知らない」と予備知識はないという。すべては振り子とタロットから導き出された結果。本大会を前に、期待感は大きくふくらむ。【取材・構成=栗田成芳】

 ◆エル・ファンタデュー ヘッセン州カッセル郊外にある自宅で行っている。約40年前から始め、依頼があれば出張も可能で、最近10年は欧州中を回った。新聞、雑誌は約2000回、テレビは500回出演。政治家などから依頼されることもある。占い方法は振り子や手相、タロット、サイコロなど多種にわたる。






















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