このたびおぬしに担当してもらう下忍たちじゃが。
(カカシ)また俺にですか?そう嫌な顔をするな。
ガイはすでに下忍たちと班を組んで任務にも出ている。
おぬしも早く弟子と任務に出たいと思わんのか。
はぁ。
まあよい。
今度の下忍たちには少なからずおぬしも興味を持つじゃろう。
(カカシ)ここは。
うむうずまきナルトの家じゃ。
四代目の忘れ形見。
あの子が下忍に。
ハハッ少しは興味を持ったようじゃの。
(カカシ)ここがナルトの家ね。
そうだ。
《この牛乳かなり賞味期限が過ぎている》《あのきっちりしたミナト先生の子供とは思えないな》マヌケなやつだがお前に見張らせるのがいちばんだ。
お前は鼻がきく。
それからお前の班には例のうちは一族のサスケもいるぞ。
健闘を祈る。
了解。
《こりゃ大変なことになりそうだ》次はくのいちの…。
(メブキ)ようこそ三代目様!それにカカシ先生!このたびはうちのサクラがお世話になります。
どうぞどうぞ中へ!
(キザシ)チャチャっと茶でも出しますんで!なんちゃって。
やだもうあんたったら〜!
(笑い声)オホン!一応おしのびで来ておるんでの。
生徒の家で茶を呼ばれたとあっては他の生徒の親から何を言われるかわからんのじゃ。
そんなかたいことおっしゃらず!そうそうみんな火影様のおかげで安心して暮らしてんだからカゲで文句なんて言いやしませんよ。
ささっカカシ先生も!娘の先生になる人なんだから遠慮なさらないでねささっどうぞどうぞ!《カカシ:こりゃほんとに大変だ》最後はうちはサスケの家じゃ。
かつては特別な自治区に暮らしていたうちはの一族も今やサスケ一人。
ふむサスケの父うちはフガクは厳格な男だったからなしつけもよかったと見える。
兄のイタチもきっちりとしていましたからね。
ああそうじゃったな。
イタチもおぬしの下につけていたな。
兄同様よろしく頼むぞ。
父フガクに代わってわしからの願いじゃ。
イタチには教えることなんて何ひとつありませんでしたよ。
写輪眼にしても俺以上の眼を持っているようでしたし。
とはいえ木ノ葉で写輪眼を持つのは今やおぬしのみ。
サスケが写輪眼を開眼できるかどうかはわからぬがそのときにはおぬしがサポートしてやってくれ。
はぁ。
オビトお前。
(オビト)ここは…仲間は俺が守る《オビト…》リン:カカシ…《リン…》この眼には悲劇がつきまといます。
できれば写輪眼など開眼しないで終わるほうがいいのかもしれません。
ですが…。
ですがよくも悪くもこの眼には友が仲間への思いが重要なカギを持つようです。
悲劇を引き起こすのが思いの裏返しと考えればそうはならぬよう仲間を大切に思う気持を見極める必要があります。
ああ今年もおぬしの審査基準は変わらぬようじゃな。
《しかしナルトとは対照的な部屋だな》なぜなんです?何がじゃ。
なぜあの3人を俺の担当にしたんです?確かにドジな落ちこぼれに優秀なエリートそして賢いくのいち。
かつてのミナト班のようじゃな。
あっ。
そそれではわざと俺に。
カカシよわしも火影じゃ。
個人的な思惑で人事を決めたりはせん。
適材適所人材の配置には頭を悩ませておる。
アカデミーの教師がどう思っているかは別としてな。
イルカ:サスケとナルトを同じ班に。
なるほどサスケは卒業生27名中一番の成績。
対してナルトは最下位。
班のバランスをとったということですね今や忍も集団行動。
班編成が任務の成功率を大きく左右する。
ゆえに専門班のバリエーションを持つことが里を治める者の責務となる。
例えば昨年編成したガイ班。
アカデミーの教師が言うようなバランスではなく体術に大きく特化した班編成じゃろう?確かに。
今年は更に索敵に特化した班。
秘伝忍術による戦術特化班なども編成するつもりじゃ。
そういう意味ではナルトは九尾の人柱力だしサスケもうちはの写輪眼を開眼する可能性を持っている。
さっきも言ったがサスケの写輪眼をサポートできるのはおぬししかおらんからな。
《先を考えればサスケには九尾をコントロールできる写輪眼を開眼してもらわねばならん。
あの夜の悲劇を繰り返さぬためにも》2人が特殊なのはわかりましたがあのサクラという女の子は?ん?さてよいくのいちとなる素質はあると思うが今のところは普通じゃのう。
じゃがな…。
大蛇丸:手裏剣影分身の術。
《ほうこやつわしの技をもう盗みおったか》
(綱手)やるな大蛇丸。
(自来也)ん〜俺だって。
何自来也までか?へぇ。
しゅ手裏剣ありったけの術才能は人を引きつけ男は女を意識し競争は互いを成長させていくのじゃ。
頑張れ。
いけ〜!つまり班の成長も考慮にいれていると?そういうことじゃ。
《カカシ:確かにオビトもリンに認められようと必死だった。
でも…》三代目の考えはわかりました。
しかし自分は二度も三代目が考える班編成に失敗した男です。
やはり自分には担当上忍なんて向いていないとしか。
個人的感情で落第させたのか?いいえ。
うむ…彼らには悪いことをしたが厳しい忍の世界じゃ若いうちに気づいておいたほうがよいこともある。
結果的に彼らの人生には重要だったはずじゃ。
ですがそれはたまたま結果オーライだっただけでは…。
そうかもしれん。
がわしはそうなると信じたのじゃ。
信じておぬしに託したのじゃ。
(カカシ)三代目…。
ミナトもそうじゃった。
(カカシ)えっミナト先生が!?うむ…演習の報告書だけ見るとカカシの独断専行ととれなくもないが。
(ミナト)カカシの力量や才覚は卒業生の中ではズバ抜けています。
そしてこれからの成長も楽しみな下忍です。
確かにサクモさんのこともあってかいこじになるところもありますがすぐにチームワークの重要性に気づくと私は信じています。
信じるか…うむそうじゃのう。
ではそう信じるおぬしをわしは信じようかの《ミナト先生は気づいていた…俺の浅はかな作戦に。
それでも俺がいつか気づくと信じて》弟子を信じて見守るこれもまた師のありかたじゃ。
《父さん俺は父さんを否定するような生き方をしてしまった》オビト:俺は白い牙を本当の英雄だと思ってる。
(オビト)確かに忍の世界でルールや掟を破るやつはクズ呼ばわりされる。
けどな仲間を大切にしないやつはそれ以上のクズだ
(鈴の音)《けど次の世代の子供たちにはあんな悲劇は二度と起こさせるわけにはいかないんです》
(ナルト)あんたが俺たちの先生か?俺はうずまきナルト火影になる男だってばよ!
(アスマ)奈良シカマル秋道チョウジ山中いの。
(3人)はい!
(アスマ)俺がお前たちの班の担当上忍となる猿飛アスマだ。
早速ミーティングに入るいくぞ!
(3人)あ…。
(シカマル)じゃあな。
(チョウジ)お先!
(いの)サスケ君またね!
(サクラ)さっさと行け!イノブタ!なんだシカマルたちの先生かよ。
次こそ俺たちの先生が来るってばよ!
(キバ)いいや俺たちの先生に決まってるぜ!な?赤丸。
(赤丸)ワンワン!
(紅)犬塚キバ油女シノ日向ヒナタ。
(紅)あなたたちの担当となった夕日紅よ。
よろしくね。
ヘヘ〜ドベのいる班の先生は来るのもドベってな!
(3人)遅い!
(カカシ)俺を待っているのか?テンゾウ。
(ヤマト)テンゾウはやめてくださいよ先輩。
なら先輩ってのももう違うだろ。
(ヤマト)先輩は先輩ですよ。
暗部を辞めたからってそこに変わりはないんですから。
で何だ?俺の抜けた穴をうめる大活躍だと噂には聞いている。
下忍のおもりをやってる俺をわざわざ笑いにでも来たのか?いいえあれからずいぶん経ったのに先輩は変わらないなと。
悪いが今日の俺は忙しいんだ。
お前の相手をしている暇はない。
ハハハ…とっくに下忍との顔合わせの時間は過ぎてますけどね。
じゃまたな。
またな…ですか。
やっぱり少し変わったかな?今と過去しか見ていなかった先輩が「また」とはね。
ヒヒッ。
《カカシ:ベタないたずらか。
だがいたずらもチームワークがあるなら》キャハハッ引っかかった引っかかった。
《カカシ:仕掛けたのはナルト》先生ごめんなさい。
私はとめたんですがナルト君が…。
《カカシ:サクラは言い訳。
自身の保身。
サスケは我関せず。
仲間とすら思っていないようだな。
チームワークのかけらもなし…か》ここに鈴が2つある。
これを俺から昼までに奪い取ることが課題だ。
もし昼までに俺から鈴を奪えなかったやつは昼飯抜き。
《仲間割れを誘うために仕組んだ演習内容だ。
気づいてくれよ》鈴を取れないやつは任務失敗ってことで失格だ。
つまりこの中で最低でも1人はアカデミーへ戻ってもらうことになるわけだ。
じゃあ始めるぞ。
よ〜いスタート。
《教室のいたずらの様子じゃチームワークで攻めてくるとは思えないが》うぉ…!《やはり…か》
(ベル)お前ら最後にもう一度だけチャンスをやる。
ただし昼からはもっと過酷な鈴取り合戦だ。
挑戦したいやつだけ弁当を食え。
ただしナルトには食わせるな。
え?ルールを破ってひとり昼飯食おうとした罰だ。
もし食わせたりしたらそいつをその時点で試験失格にする。
ここでは俺がルールだ。
わかったな。
《ミナト先生が俺を信じてくれたように俺もお前たちを信じるべきなのか。
だがその判断そのものがブレているとしたら…》オビト:てめえは心の優しさってもんがねえのか?いつもルールだ掟だうっせえんだよ《そうだよな。
俺はいまだに自分の作ったルールに従おうとしている》さっさと行こうぜ隊長さんよ《カカシ:オビトお前はチームのために自分から歩み寄ってくれたんだったよな。
あの時もっとお前の仲間を思う気持をくめていれば…。
その小さなサインを大切にしていれば…》
(サスケ)ほらよ。
《オビト見えているか?お前やリンのこと俺は一生忘れることはない》カカシ。
カカシ。
カカシお前ら!キャッ!合格。
《だがそれでも俺は新しい仲間とともに前に進もうと思うよ。
ナルトサスケサクラ俺はお前たちを信じる。
そしてオビトリン…お前たちに約束しよう。
信じる仲間たちを俺は絶対に死なせない》これにて演習終わり。
全員合格。
第7班は明日より任務開始だ。
えっ!縄ほどけ!
(開演ブザー)2014/05/08(木) 19:30〜19:58
テレビ大阪1
NARUTO疾風伝 カカシ暗部篇〜闇を生きる忍〜「第七班」[字][デ]
ヒルゼンがカカシに担当させた下忍はナルト、サスケ、サクラ。カカシは「自分には下忍の先生の資格はない」と思いつつも、ナルトたちと“鈴の取り合い”をする。
詳細情報
番組内容
神無毘橋の戦いでオビトを失い、リンを自らの手で殺めてしまったことにより失意のどん底にいたカカシ。そんなカカシを案じたミナトの命により、カカシは火影直属の精鋭部隊“暗部”に入隊する。カカシはその実力を発揮し、一目置かれる存在になっていくが、敵を容赦なく追いつめトドメを刺す姿からいつしか“冷血のカカシ”と呼ばれ始める…。これまで語られなかった、はたけカカシの暗部時代のエピソードがいま、明らかになる!
データ放送
番組を見て、ナルトのチャクラを貯めると術が発動するよ!
リモコン<d>ボタンを押して参加するってばよ!!
出演者
【[声]】
はたけカカシ:井上和彦、うちはイタチ:石川英郎、ヤマト:小山力也、猿飛ヒルゼン:柴田秀勝、ダンゾウ:糸博、大蛇丸:くじらほか
原作脚本
【原作】岸本斉史
(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
【シリーズ構成】武上純希
【脚本】武上純希
監督・演出
【監督】伊達勇登
音楽
【OP】
「紅蓮」
歌:DOES
【ED】
「FLAME」
歌:DISH//
制作
【製作】テレビ東京、ぴえろ
ホームページ
http://ani.tv/naruto/
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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