(谷風長道)よし!
(管制官・通信)星白機大破。
あっ!
(管制官・通信)搭乗者不明!
(管制官・通信)奇居子との距離2000キロ単位を切りました。
ヘイグス粒子砲を…。
しかもあんな大きな。
(勢威・通信)谷風聞こえるか?岐神および仄機を牽引して…。
赤く発光しているのはヘイグス配荷器みたいだけどもしそうなら…。
(勢威・通信)谷風応答しろ!谷風!
(管制官)谷風機カビザシと共に奇居子の針路に向かっています!
(勢威)何をするつもりだ!?命令を聞け谷風!僚機を牽引して離脱だ!
(管制官)奇居子にヘイグス粒子反応確認。
(科戸瀬イザナ)長道どうして…。
(勢威)谷風返事をしろ!バシューー!
(航行長)ヘイグス粒子砲発射。
うおぉ〜〜!!ビシュン!
(管制官)ガ487胞衣欠損大。
本体露出!ヘイグス干渉爆発をねらったのか?
(管制官)奇居子谷風機ともに針路変わらず。
(勢威)まさか谷風のヤツ…。
(管制官)衝突まで5秒4321…。
ドスッ!
(星白閑)ん?あれは。
(通信・ノイズ)ザ…ザザ…
(管制官・通信)奇居子本体泡状分解を確認。
谷風機奇居子を撃破しました。
あっ。
(勢威・通信)谷風無事か!?
(通信)はい大丈夫です。
あの…俺星白を捜してきますから。
岐神と仄の救助を頼みます。
(勢威・通信)戻れ谷風!駄目よ谷風君。
(管制官・通信)谷風機機体損傷大。
ヘイグス粒子残量僅かです。
注意してください。
(勢威・通信)谷風それ以上進めばお前もシドニアに戻れなくなる。
星白が脱出したときの方向も速度も分かってるんだ。
(管制官)谷風機依然針路そのまま。
帰還限界線を越えそうです。
谷風!
(通信)分かってますすみません…。
(通信)ザ…ザザ…
(管制官)通信断絶!くっ!
(管制官)谷風機帰還限界線を越えました。
(小林)あとの処理は任せる。
(勢威)直ちに岐神仄機のもとへ救助班を向かわせろ。
守備隊の戦闘態勢を解除。
全機帰還。
作戦行動を終了する。
(管制官)守備隊全機に帰還命令。
速やかにシドニアに帰還せよ…。
(一同)あぁ…。
はぁ…。
(管制官)速やかにシドニアに帰還せよ。
()イザナ行こう。
う…うん。
長道…。
ガンガン…
(操縦桿をたたく音)ガン!
(岐神)んん!くっ!ピッいた!ビィービィービィー…
(警告音)もう少しだ…もってくれ。
あっあぁ…。
はっ。
ピピッあっ星白!大丈夫か!?星白!あっ!ええ…。
とにかく継衛に戻ろう。
実はもうヘイグス粒子を使いきってしまったんだ。
知ってるわ。
全部聞こえていたの。
私こんなことになるのを避けたくて返事をしなかったのよ。
あなたまで…谷風君まで死ぬ必要ないでしょ。
せっかく奇居子だって倒したのに。
ごめん。
あっ。
でも無事でよかった。
あれ?どうしたの?ヘイグス粒子捕集膜が開かない。
そんな…。
手動で開閉できるか試してくる。
万が一だけどシドニアが止まったときに追いつけるようにしておかないとね。
うん。
ふぅ…。
これは腹が減るな。
あれ?星白?万が一のためにね。
うん。
よし出来た。
うわぁ〜!すごくきれいだよ星白。
(2人)あっ…。
生命維持物質はあるわね?うん。
空気の方はどう?大丈夫もうたまったみたいだ。
あっ。
水は二人で2週間分か。
戦闘糧食は8個よ。
えっ?非常時のために2か月分は確保しておくはずじゃ…。
私たちは光合成できるからそれに合わせた計算なのよ。
そうか…。
ちょっとごめん。
ビーッ水と食料のことを考えると10日もつかどうか。
そうね…。
とりあえず今日はもう寝よう。
体力を温存しないと。
ええ…。
谷風君今日はお疲れさま。
すぅ…。
おいしかったんで…ありがとう…ござい…。
んん…。
あっ。
みっ水…。
あっしまった!飲み過ぎた。
ん?谷風君起きてたの!?えっ?ちょっと待って光合成中なの!うわっごめん!見ないからまだしてていいよ。
ありがとう。
始めたばっかりだから助かる。
谷風君。
あっ。
ん?緊急時の対応どこで習ったの?ああ…じいさんがいろいろと教えてくれたんだ。
地下で一緒に暮らしていた?ああ。
まだあまり訓練受けてないはずなのにすごく的確な行動だったから驚いた。
どんな場所でも生き抜くために最善の努力をしろって。
いいおじいさんだったのね。
うん。
ほかにもいろんなことを教えてくれた。
6歳で初めてじいさんの記録を抜いたときすごく喜んでくれた。
それですぐに継衛をうまく扱えたのね。
星白はどうして操縦士になろうと思ったの?星白?どうしてだろう?もう忘れたな。
うわっ!どうしたの?いや…なんでもない。
グゥ〜〜
(おなかの音)あっ。
腹減ったなぁ…。
ヘイグス粒子の集まりが悪いな。
あっ…。
シドニアはもう…。
ビッビッはぁ…。
(アナウンサー)斜め加速の悲劇から7日。
市街地では瓦礫の撤去も終わりふだんどおりの生活が取り戻されているようです。
しかし上層部は奇居子1体の駆除に成功したとはいえいまだ衆合船の脅威は去っておらずシドニアが奇居子頻出地域に入った可能性は高いとの見方を強めています。
(勢威)奇居子に地球を分断され宇宙に飛び立った人類の播種船はシドニアを含め何隻か分かるか?仄…。
()はい。
およそ500隻です。
(勢威)うむ。
ではシドニアが最後に交信した人類の船の名は?科戸瀬。
あっ…えっええ〜っと…。
(勢威)はぁ…もういい。
ぼうっとしてたら置いていかれるぞ。
はいすみません。
(勢威)じゃあ岐神。
分かるな?
(岐神)アポシムズです。
(勢威)うむそうだ。
アポシムズとは…。
(小林)私への苦情は筋違いだぞララァ。
(ララァ)下の名前で呼ばないで!特に今のあなたに呼ばれるのは不快よ。
(小林)そう言うな。
600年前人類史上初の奇居子討伐に成功した調査隊メンバーも今やお前と私だけになったのだからな。
落合もいるけどね一応…。
(勢威)その調査隊が約600年前謎の巨大建造物を発見。
これはシドニア出航紀元5世紀ごろ知的生命体が建造したと思われる。
詳しい調査を進めるため内部に侵入した調査隊は奇居子本体を貫く唯一の物質を発見する。
(小林)あの粒を持ち帰った我々は英雄になった。
そのことを知る者はもうほとんどいないがな。
あの忌々しい連中以外はね。
ヒロキはきっとそんないろんなことに嫌気が差してあの子を連れて地下に隠れたのよ。
あの子は…長道は言ってみればヒロキの…。
(小林)んん…。
(勢威)奇居子本体に穴を開けた光る粒は稲穂の古い呼び名「カビ」と名付けられた。
カビはいかなる物質とも定着せず加工もできなかったが奇居子の肉胞衣だけがぴったりと貼り付いた。
奇居子に対して唯一有効な武器カビザシ。
こいつの残存数が限られてる理由はこういうことだ。
そしてカビのあった建造物が誰によってなんのために造られたのかは6世紀たった今も分かっていない。
8日か。
これが最後か…。
私はまだ大丈夫よ。
少しは食べないと。
いくら光合成できるからって…。
いいから谷風君が食べて。
じゃあ…半分ずつにしよう。
はい。
ありがとう。
おいしい。
戦闘糧食がこんなにおいしかったなんて知らなかった。
うん。
昨日のよりうまいな。
衆合船はどこから来たのか…いくつあるのか。
あっ。
時々そんなことを考えるの。
本当に船なのかそれとも巣なのか最初の遭遇から今までほとんど何も分かってないの。
だって一度も対話に成功してないんだもの。
でもね最初に地球に降りた奇居子は人型だったのよ。
最初の遭遇から200年近くたってたけどそんなことは初めてだった。
私ね奇居子は本当は人類の友人になりたがってるんじゃないかって思うことがあるの。
あまりにお互いが異質すぎて正しい対話の方法が分からないだけかもしれないでしょ?どうにかして彼らに伝えることができれば…。
すぅ〜…。
ん?もう…。
はぁ…。
すぅ〜…すぅ〜…。
ピピピピッ…あれ?おかしいな。
水が出ないぞ。
どうしたの?谷風君。
それが水が出ないんだ。
えっ?まだ残ってるはずなのに。
この目盛り昨日と同じ位置よ。
えっ!?メイン貯蔵槽のセンサーが故障してるのかも。
予備の貯蔵槽に切り替えましょう。
ピピピピッ…あっ!えっ?空!?なんで…。
そんな…。
どう?谷風君。
駄目だ…。
えっ?穴が。
そ…そんな…。
はぁ〜…水も食料もなくなった。
ビィービィービィービィー…あっあぁ…うぅ…。
ん?谷風君?み…水…。
ビビッビビッ…
(警告音)脱水症状…。
うぅ…。
そんな!星白…俺もう…。
谷風君!しっかりして谷風君!どうしよう?水よ。
口を開けて。
さあ飲んで。
あっちょ…谷風君!落ち着いてゆっくり飲んで。
はぁ…。
大丈夫?あっそうか!星白ろ過だ!えっ?衛人の潤滑剤には水が含まれてるよね?あっ…そっそうね。
ろ過できるかもしれない。
うん。
よしやろう!潤滑剤から水を精製するなんて前代未聞ね。
よしいくよ。
うん。
おっおっ…おおっ…。
ぐっ…くっ!あっ谷風君!ううっ!お願い…。
頼むもってくれ!
(2人)あっ。
(2人)ああっ!やった!すごい谷風君!水だ水だ!星白〜!ふふっ!あっ…。
谷風君…。
ほほ…星白…。
えっ?ま…まさか…。
えっ?こ…これって衛人?すごい。
二百五十六騎掌位の逆噴射よ。
迎えに来てくれたんだ。
うん!やった!俺たち助かったんだ!
(管制官)中継班から通信来ます。
(勢威)やっと返事が戻ってきたか。
よしメインモニターに出せ。
(管制官)はい。
(サマリ・通信)谷風長道と星白閑を保護しました。
(勢威)守備隊全機で船規違反など前代未聞だぞ。
ふっ。
お前たちどう責任を取るつもりだ?
(サマリ・通信)はい覚悟はできてます。
まったく…。
どうされますか?艦長。
(小林)ふっ。
このシドニアに257も懲罰房があると思うか?意味は分かるな?以上だ。
(操縦士たち・通信)うわぁ〜〜!まったく…あいつら。
ありがとう。
うん。
(サマリ)さあ。
はい。
(弦打)行くぞ英雄。
えっ英雄?あとで乾杯しようぜ。
あっはい!
(弦打)俺由来の水でよければな。
(通信)えっ?
(弦打・通信)はははっ!冗談だ。
(サマリ)零零七号機私語は慎め!
(弦打・通信)了解!
(サマリ・通信)さあシドニアに帰るぞ。
(サマリ・通信)全機出力最大!
(柩・回想)う〜ん…んん〜2014/05/09(金) 02:14〜02:44
MBS毎日放送
シドニアの騎士 #05[字]
「漂流」
詳細情報
お知らせ
【番組HP】
http://www.knightsofsidonia.com/index.html
【Twitter】
https://twitter.com/SIDONIA_anime
出演者
【声の出演】
(谷風長道)逢坂良太
(星白閑)洲崎綾
(科戸瀬イザナ)豊崎愛生
(岐神海苔夫)櫻井孝宏
(緑川纈)金元寿子
(仄姉妹)喜多村英梨
(小林艦長)大原さやか
(勢威一郎)坪井智浩
(落合)子安武人
(ヒ山ララァ)新井里美
(サマリ・イッタン)田中敦子
(山野栄子)森なな子
(佐々木)本田貴子
(弦打)鳥海浩輔
(岐神海蘊)佐倉綾音
(丹波新輔)阪脩
ほか
原作・脚本
【原作】
弐瓶勉(講談社『アフタヌーン』連載)
監督・演出
【監督】
静野孔文
【シリーズ構成・脚本】
村井さだゆき
音楽
【オープニングテーマ】
angela「シドニア」
【エンディングテーマ】
喜多村英梨「掌 —show—」
【音楽】
朝倉紀行
制作
【アニメーション制作】ポリゴン・ピクチュアズ
【製作】東亜重工動画制作局
ジャンル :
アニメ/特撮 – 国内アニメ
福祉 – 文字(字幕)
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32722(0x7FD2)
TransportStreamID:32722(0x7FD2)
ServiceID:2064(0×0810)
EventID:1038(0x040E)