(テーマ音楽)
(鹿賀丈史)サハラ砂漠のオアシスに現れた土のお城。
日干しれんがに囲まれて古くからの暮らしが続いています。
標高3,000mを超える山々。
モロッコ中央部にそびえ立つ…。
北アフリカに暮らす先住民「ベルベル人のふるさと」と呼ばれてきました。
山の中腹や谷間には要さい村が点在しその数は1,000を超えます。
数ある要さい村の中で保存状態が良く最も美しいとたたえられているのがこのアイト・ベン・ハドゥです。
丘の斜面に日干しれんがで造られた家が建っています。
7世紀モロッコ北部に侵略してきたアラブ人の支配を逃れこのオアシスに移り住むようになりました。
塔の壁には自由の民ベルベル人の誇りを示す文様が刻まれています。
ここには激しい争いを生き抜いてきた人々の身を守る知恵が凝縮されています。
侵入者の行く手をふさぐ迷路のように複雑に入り組んだ通路。
入り付近は窓がほとんどなく暗闇が広がります。
侵入してきた敵を目の慣れないうちに撃退する工夫です。
高い建物はかつての部族長が住んでいた城です。
壁の装飾のところどころに穴が開いています。
銃眼です。
アフリカ中央部からサハラ砂漠を越えてやって来た砂漠の隊商キャラバンもこの村で身を休め地中海を目指しました。
現在ここには7家族が暮らしています。
家には電気水道はありません。
500年前とあまり変わらない暮らしを続けています。
ラシーダさんが作っているのはアグルームと呼ばれるベルベル伝統のパンです。
水と小麦粉をこねた生地を熱した石釜に付けて焼き上げます。
夫のハマジさんは壁の修復中でした。
厚さ50cmほどの土壁は40度を超える暑さでも室内を快適に保ちます。
しかし手を加えていないと壁は雨風にさらされ建物は廃虚と化していくのです。
村の人たちは日干しれんがを積み上げ厳しい自然や侵略者と戦い要さい村を守り続けてきました。
最盛期600人近くが暮らしていた村の人は今では55人になりました。
村が出来て500年。
日干しれんがで囲まれた静かな生活が続いています。
2014/05/09(金) 04:15〜04:20
NHK総合1・神戸
シリーズ世界遺産100「アイト・ベン・ハドゥの集落〜モロッコ〜」[字]
一番美しい村 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲
詳細情報
番組内容
一番美しい村 ▽文化遺産 【語り】鹿賀丈史 【テーマ音楽】久石譲
出演者
【語り】鹿賀丈史
音楽
【テーマ音楽】久石譲
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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