さらなるかのうせいを求め辰己さんのちょう戦はこれからも続いていきます。
うわ〜高い!ここは地上50mのクレーンの上。
今日は振り子を使って時速100kmの速さを出す実験に挑戦します。
だれもが当たり前だと思っている自然の法則や科学の知識。
でもそれは本当なのでしょうか。
答えはやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
まずは振り子の速さを調べよう。
いちばん下がいちばん速そうだ。
スピードメーターを使うんだね。
時速10kmか。
今回の目標は…そう時速100km!どうやったら時速100kmになるんだろう?力を加えるともちろん速くなる。
でも今回は人の力は加えないことにする。
おもりの重さを変えるのか。
白い球は3.6kg。
オレンジ色の球は7.3kg。
およそ2倍だ。
速さは変わらないね。
次はおもりをはなす位置を高くする。
速くなった。
よし!どんどん速くなる!はなす位置を高くするほど速くなるんだね。
でもここだとこれ以上は高くできないね。
どのくらいの高さなら時速100kmになるのかな?計算してみよう。
48mか。
そんな大きな振り子の実験どこでできるのかな?野球場か。
いちばん高い所で64m。
中央に最大50mまでのびるクレーン車を止めた。
先端からおもりをつるすのかな。
振り子の支点だね。
クレーンから50mはなれた所にもう一台作業車を止める。
ここからおもりをはなすんだ。
わ〜天井につきそうだね。
高さ48m!おもりは7.3kgの鉄の球。
くくりつけるのはピアノ線か。
時速100kmの速さでおもりが振れても切れない。
じょうぶだ!おもりは右側の作業車からはなされるんだ。
速さを調べるのはおよそ10mおきにA地点。
B地点。
C地点。
そしておもりがいちばん低い位置に来るD地点の4か所。
おもりは手で引き上げるんだ。
こりゃたいへんだ!引き上げるだけで5分かかった。
さあいよいよ1投目。
432。
(笛の音)どうだ?時速95km!おしい!落ちてからいちばん下の位置に向かってだんだん速くなっていくんだね。
もう一度やってみよう。
やはり95kmだ。
どうやら時速95kmにもなると球やひもが空気にじゃまされて速さがのびないようだ。
なんとか空気のえいきょうを少なくできないかな。
何を見つけてきたの?あ〜ハンマー投げに使う球か。
勢いがつくと速く振れそうだね。
直径は最初の球の約半分。
小さいから空気のえいきょうが少なくなるはずだ。
(笛の音)どうだ?あ〜おしい!あれ?どうしたの?おや?C地点で100km出てる。
空気のえいきょうがあるともっとも速いのはD地点じゃなくなるのか。
へえ〜。
いちばん速いC地点にカメラの位置を変えよう。
よし最後の挑戦!本番5秒前。
4321。
(笛の音)どうだ?どうなんだ?やった!最高速度!今回の実験で振り子はおもりのはなされる位置が高いほど速くなることがわかった。
またおもりの速さが時速100kmにもなると空気が大きくえいきょうすることもわかった。
だからやってみなくちゃわからない「大科学実験」で。
2014/05/09(金) 10:05〜10:15
NHKEテレ1大阪
大科学実験「時速100キロメートルの振り子」[字]
振り子は、最初の位置が高ければ高いほど、一番低い位置での速さが速くなる。長さ50メートルの振り子では、一番低い位置での速さはどのくらいになるだろうか。
詳細情報
番組内容
自然の法則をスケールが大きな実験で検証する「大科学実験」。振り子は、放す時の位置が高ければ高いほど、いちばん低い所でのスピードが速くなる。では、長さ50メートルの大きな振り子を作って、高い所から重りを放したら、いちばん速い時のスピードは時速100キロメートルを超えるだろうか? 実験で検証する。
出演者
【語り】細野晴臣
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 幼児・小学生
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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