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人気スマホアプリで処分=「写真自動消滅」はうそ―米FTC

時事通信 5月9日(金)15時22分配信

 【シリコンバレー時事】米連邦取引委員会(FTC)は8日、若年層に人気の写真共有アプリを展開する米スナップチャット(カリフォルニア州)について、受信者に届いた写真が自動的に消滅すると虚偽の宣伝をしていたと発表した。個人情報の管理にも問題があったとして、外部の専門家が同社の個人情報の取り扱いを今後20年間監視する処分を決定した。
 同社はスマートフォン(多機能携帯電話)向けに専用アプリを配信。アプリで写真を撮影し、友人などに送る際、相手が写真を閲覧できる時間を1〜10秒の間で設定できる。設定時間を過ぎると相手の端末から写真データが消えるとされるサービスが好評で、利用者が増加。日本を含む世界全体で1日に4億件以上の写真や動画がやりとりされているという。
 しかし、FTCは、別のアプリを使えば、受信者が写真を簡単に保存できる点を問題視。写真データが消滅するとの宣伝は虚偽に当たると判断した。また、同社は利用者の承認を得ずに個人情報を収集していたほか、個人情報の管理もずさんで、460万件の情報流出を招いた。スナップチャット側も事実関係を認めているという。 

最終更新:5月9日(金)16時39分

時事通信

 

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