遺産分割のために依頼人から預かっていた現金2000万円を横領したとして、大阪府警南署は9日までに、大阪弁護士会所属の弁護士、梁英哲容疑者(40)=大阪市西区北堀江1=を業務上横領容疑で逮捕した。同署によると、同容疑者は認否を保留している。
逮捕容疑は2012年11月ごろ、依頼人の男性会社員(59)や親族ら計4人から預かっていた相続財産約2300万円のうち、2000万円を自分名義の銀行口座に振り込んで着服した疑い。
同署によると、同容疑者はこの口座を投資のために使っており、同署は2000万円を投資に充てたとみて調べる。
昨年9月、男性らが「弁護士に現金を預けたが話が進まない」と同署に相談し、今年3月に告訴していた。
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