ダンサーとして二流の日本人がアメリカの人気オーディションで優勝した3つの戦略
アメリカの人気オーディション番組『アメリカズ・ガット・タレント シーズン8』で日本人で初めて優勝し、一躍、話題となった蛯名健一さん。
首が落ちるパフォーマンスや、映画『MATRIX』のように後ろに反った身体が再び起き上がるのをTVで見たことがある方も多いと思います。
ところが彼は、こんなふうに言っています。
ではなぜ、彼は成功できたのでしょうか。僕はよくダンサーとして見られるが、ダンサーとしては一流ではない。僕より上手に踊れるダンサーはごまんといる。
P.020
本『見せ方ひとつで世界でも勝てる』でご本人が、その秘密を明らかにしています。
1. 他の分野の面白いものを取り入れて、オリジナルを作る
蛯名さんのパフォーマンスは、ダンスの中にマジックや映画のストーリーなど、様々な要素を盛り込むことで、オリジナルになっているのが強み。僕の強みは、さまざまな分野の面白いものを取り入れて、それらを組み合わせることによってオリジナルのパフォーマンスにしていることだ。
(中略)
もちろん、僕が何か一流の技を持っていて、それだけで勝負できれば、素晴らしい事だと思う。しかし、残念ながら僕は、そんな強力な武器をもっていない。
僕のパフォーマンスは一つひとつの構成要素を見れば、二流のものばかりであるが、二流のものをうまく組み合わせることで、一流のように仕立てることができるのである。P.024
そのために、常にアンテナをはり、色々なことに興味を持つことが大切だといいます。
首が落ちるパフォーマンスはなんと、欽ちゃんの仮装大賞で子供がやっていたものをヒントにしたというから驚きです。
私たちも、他者・他社と差別化したければ、組み合わせを考えると良さそうです。
この本 ↓ にも、スキルの組み合わせで成功する方法が書かれています。
2. 「ワオファクター」を作る
蛯名さんのパフォーマンスの動画を見ると分かりますが、まずいきなり首が落ちるので驚かされ、グッと引き込まれますね。「オオッ」といわせる要素を「ワオファクター」と言うのだが、そういうサプライズが入っていたのも評価されたのだろう。
ダンスに特化したパフォーマンスだと、普通に曲を流して踊ることになる。
しかし、僕の場合は、ダンス以外にもさまざまなパフォーマンスを組み込んだり、ストーリーをつくったりした。
つまり、僕はダンスのテクニックではなく、演出やストーリーなどのパフォーマンスで勝ち抜いたと思っている。P.060
首が落ちるパフォーマンスをマジシャンがやったら大して驚きませんが、ダンスだと思って見ていたら突然、首が落ちるので、よりいっそう「ワオ!」となります。
パフォーマーではない私たちも、この「ワオファクター」を意識してみてはどうでしょう。
美崎栄一郎さんは部下に仕事を頼むとき、部下が好きなキャラクターのクリアファイルに書類を入れて渡したといいます。
「わあ!くまもんじゃないですか!」とそれだけでテンションが上がり、やる気になってくれそうですね。
これも「ワオファクター」の効果と言えそうです。
3. ストーリーを利用する
これはプレゼンにも役立ちます。僕のパフォーマンスの特徴のひとつは、ストーリーで構成されていることだ。
リズムに合わせて単に踊るだけではない。
(中略)
ストーリーの最大の利点は、お客さんにとって「わかりやすい」ことである。
(中略)
ストーリーの中でマトリックスの動きを披露すると、一つひとつの動きに意味が生まれ、気持ち良いし面白く思ってもらえる。P.069
プレゼンにストーリーを盛り込めば、興味を持ってもらえ、記憶に残ります。
この本 ↓ に書かれている「ストーリーの黄金率」は覚えておくとよいでしょう。
まとめ
なぜ一流のダンサーではない蛯名さんが成功できたのか。その答えは、本書のタイトル通り『見せ方ひとつで世界でも勝てる』ですね。
「見せ方」といえば、アナウンサーの方に「話し方」の指導を受けたとき、「自分がどう見られたいかを、いつも意識しましょう」と教えられました。
「親しみやすい人」と見られたいのにいつも無表情だったら、「見せ方」としては失敗です。
ビジネスパーソンとして、時計やペン、手帳などの持ち物にもこだわったほうが良いでしょう。
ボロボロのものや安っぽいものを使っていたら、お金がない=仕事ができない、と思われてしまうかもしれません。
忙しいフリ=売れっ子のフリをして、「あいつスゴそうだ」と仕事が舞い込むようにした、という方もいます。
自分の「見せ方」について、
- どう見られたいか
- どんな結果を出したいか
そういえば最近、メディアで金持ちパフォーマンスをしすぎた挙句、破産した人がいましたね。
「見せ方」は大事ですが、ひどく偽るとあとで苦労するかもしれません。
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管理人コウスケのひとこと
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