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外相「中越衝突は中国側の海底掘削が原因」
5月9日 11時05分

岸田外務大臣は、閣議のあと記者団に対し、南シナ海で中国とベトナムの当局の船どうしが衝突し、双方のにらみ合いが続いていることについて、中国側が海底の掘削作業を一方的に始めたことが原因だとして、法的な根拠などを明らかにすべきだという考えを示しました。

中国とベトナムが領有権を争っている南シナ海の西沙諸島の周辺海域では、中国の国有石油会社が海底の掘削作業を進めようとしたことにベトナム側が反発し、中国とベトナムの当局の船どうしが複数回、衝突したほか、今も双方のにらみ合いが続いています。
これについて、岸田外務大臣は閣議のあと記者団に対し、「境界が未確定の海域で中国の一方的な掘削活動によって地域の緊張が高まっていることを深く憂慮している。今回の事態は、中国による一連の一方的かつ挑発的な海洋進出の活動の一環と受け止められる」と指摘しました。
そのうえで、岸田大臣は「中国側はベトナム側や国際社会に対してみずからの活動の根拠や詳細を明確に説明すべきだ。国際法にのっとって行動することの大切さを、国際社会全体で中国に働きかけていくことが大切だ」と述べ、中国は活動の法的な根拠などを明らかにすべきだという考えを示しました。

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