4年間で卒業できるなら、海外留学を希望する大学生が増えるのでは。国内大学のグローバル化を進める文部科学省が、海外大学とのジョイント・ディグリー制度の導入を検討している。海外大学と共同で教育プログラムをつくるため、学生は留学先でも使える単位を国内で得られるのが特徴だ。

 これまでにも、海外大と単位を互換できる制度はあった。だが、ほとんどの場合教育プログラムが別々で、海外の大学で学位をとる場合、国内の大学で得た単位がすべて認められるわけではない。

 そのため、学生は通常より多くの単位をとらなければならず、卒業まで5年以上かかるケースも多かった。経済負担が増えたり、留学自体が就職に不利になると感じたりといったデメリットがあった。

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