仙台南署は７日、仙台市若林区沖野の無職、鴫原清容疑者（６５）を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。逮捕容疑は同日午前５時４５分ごろ、同区の歩道で、通りがかりに口論となった仙台市太白区の飲食店経営の男性（６２）を持っていた小刀（刃渡り５．８センチ）で刺し、大けがをさせたとしている。

　同署によると、男性は首の後ろや背中など約５カ所を刺され、近くの病院に入院。２人は面識がなく、鴫原容疑者は「犬を散歩中、（男性が）赤信号を渡ろうとしているのを注意したことでトラブルになり、何回も刺した」と話し、刺したことは認めているが、殺意は否認しているという。【百武信幸】