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緩募しながらの朝カフェやコインスペースって、機会費用先払いの+αだから気楽

photo by Or Hiltch

昨日の日記

 風邪は落ち着いてきた。まだクスリをキメてるけれど。頭がぼんやりしていると難しい話ができなくなるという事を実感する。日帰り出張の移動時間中なんかは頭を使わなくてよいけど、僕の時間が快適とはいいがたい状態で消化されていくのは同じであって、寿命が削られていく感覚がある。若い頃はサボれるぜヤターなんて喜べたけど、時間拘束されている現実は変わらないし、仕事量が減るわけでもないから別の日にサービス残業させられるだけだ。そして既に投じられた機会費用によって「出来たかもしれない事」は「出来ない事」に変わっていく。

 『アラサー独身女にもクソゆとり女子にもモテないノンスマートおじさんなのでツンダオワタ - 太陽がまぶしかったから』について、なんでそうなったのかを考えると一時期は本当にデスマーチばかりでプライベートが一切ないような状態を続けていたという事は大きい。お金が出来てから遊ぶという時期をちゃんと経験しないまま、年齢だけは重ねてしまって、基本的に大学生の遊び方しか知らないままだというのはある。

 地元の友人も、ちょっと良い料理で1,500円、そこにビールを付けて2,000円というのがひとつ基準になっていて、居酒屋で4,000円はNGって感じの世界観にいる。僕自身もその感覚は強い。『白木屋コピペ見てどう思う?何を感じる? | スクールカースト・ニート・恋愛難民のGuestPlace総合研究所』のコピペで揶揄されるような存在であるけど、その方がよいとも思っている。

 僕自身もカフェ会を提案する事が多いのけど、そちらのがハードルが低くて継続性が高いからというのもある。タクシーや二次会を含めてひとり合計5,000円以上使うとなるとスペシャリティが高くなりすぎてしまうし、その分の楽しさを提供しなきゃって気負うのも億劫だ。奢るにしたって額が大きくなれば下心を出すなと言うのが無理だろう。期待するから裏切られるなんて事は分かっているのに。

 ってのが27歳ぐらいまでの考えだったけれど、時間拘束の問題はもっとある。勉強時間や別の仕事の時間を削ってまでする事なのかという観点が重要だ。ましてや人より体力がないし、酒が残るのだからね。20分の寿司に3万円というのは逆に分かるようになってきた。でも、奢るならせめて素直に喜んでくれる人のがいいやとは思う。

 最近、面白いなって思うのがイケダハヤトさんが、今日はこのコインスペースで作業してますって宣言してたこと。声をかけられてもよいし、誰も来なくても良い。本人としては普段通りの作業をするのが主で、人が来る事は従。緩募というやつだ。

 過去にHUBで一人飲みをする時には2chのスレッドに服装の特徴を書いておいて、それを読んだ人が声をかけるなんていう文化があった。互いにゼロからナンパしたりするよりは余程ハードルが低くくなるし、何もなくても、そもそもは一人飲みをしに来てるわけでっていう割り切りが気楽で面白かった。

 『1時間の違いですべてが捗る 朝活のススメ 安心して参加できる 厳選朝活ガイド付き(選び方、参加のコツも指南) (impress QuickBooks)』によると朝活のカフェ勉強なんかでも同じような事をしている人たちがいて、そのぐらいの距離感というのはひとつの方式なのかもしれない。自分が勉強したいからと時間と健康とお金というリソースを先払いしておいて、外的要因で決まるような事はあくまでプラスアルファのおまけと見なすという事だ。

 『通勤定期券という「福利厚生」によって拡大するノーコスト行動可能圏 - 太陽がまぶしかったから』もそうなのだけど、それだけ「期待しない」ための方式を考えないといけないのも、実に費用対効果厨的になっていてアレだなーなんて思いつつ、ギルティフリー感を維持しながらの消費活動促進ってのは今後さらに重要になっていくとも考えている。

お言葉

 古墳のみを探しているわけじゃないけど、それがあるかもしれないぐらいの場所には行くという立ち位置が心地よいのだと思う。全部の可能性を断ち切る必要もないし、なきゃおかしいと異議を申し立てるのも頭がおかしい。そんな事に異議の申し立てをしたら自動的にゼロになるというのに。ピンボールの目的はエゴの拡大ではなく縮小にあるのだ。

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