こんばんは
夜に書きたくなる記事はわりと悩みがちなことになる。
私も20代半ばになり、周りの友人は結婚の話がポツポツと出てきた。いよいよこの時期がやってきたかという感じ。
私は結婚式はあげたくないと思ってる。
なぜならバージンロードを一緒に歩く父親がいないから。
私の友人はわりと父母共に健在の人が多い。結婚式はああしたい、こうしたい、とても楽しそうに願望を語る。
私はいつも「まだ仕事もしてないし相手もいないから結婚どころの問題ではないわ〜」と笑って流している。相手がいないという言い訳をいうほうがだいぶ気が楽だ。「お父さんがいないからバージンロードがさみしいじゃーん」なんて言おうものならきっと空気は凍りつき友人達は私を哀れんだ目で見るだろう。そんなことみんな考えたこともないのだろうな。
当たり前に父親とバージンロードを歩き、父母へ感謝の手紙を読む。「お父さん、娘さんを僕にください」という台詞は私には一生聞けない言葉だ。
母さんにこの話をしたら、きっと笑って「そんなこと気にしなくていいんだよ」と声をかけてくれるだろう。そして、悲しませてしまうのだろうな。
父さんよ、あなたは私がこんなことを思っていると死ぬ間際に考えたりしたのだろうか。娘の結婚式に出たかったなんて考えて涙を流したのだろうか。
もしもう一度会えたら聞いてみたいものである。
もう一度なんて一生あり得ないのだけれど。
ポンコつっ子
明日はシンポジウムやります。