OpenSSL代替の「LibreSSL」、急ビッチで開発中

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OpenSSL代替の「LibreSSL」、急ビッチで開発中

後藤大地  [2014/05/09]

The OpenBSD project produces a FREE, multi-platform 4.4BSD-based UNIX-like operating system.

OpenBSDプロジェクトはOpenSSLのセキュリティ脆弱性(通称Heartbleed)が発覚して以来、OpenSSLのセキュリティ脆弱性やバグを修正する作業に取りかかり、最終的にOpenSSLからフォークした「LibreSSL」プロジェクトを発足させた。OpenBSDは今後OpenSSLをベースシステムから抜き、代わりに「LibreSSL」をTLS/SSLの実装系として採用することになる。

Heartbleedセキュリティ脆弱性が発覚する前にOpenBSDに取り込まれていたOpenSSLの実装と、現在のOpenBSD CURRENTに含まれているLibreSSLを比較すると、ソースコードのサイズで26%ほど、ソースコードの行数で30%ほど量が少なくなっている。OpenBSDプロジェクトはしばらくの間は現在の実装から不要なソースコードの削除や不要な機能の削除を進め、より見通しがよくセキュアなコードにすることを目指している。

3月31日 5月8日 減少率
ファイルおよびディレクトリ総数 3134 2504 20.10%↓
ファイルサイズ総数 12034KB 8870KB 26.29%↓
ソースコード総行数 640917 450773 29.67%↓

ファイルおよびディレクトリ総数

ファイルサイズ総数

ソースコード総行数

現在のLibreSSLはOpenBSDを対象として開発が進められているが、ある程度開発がまとまった段階でFreeBSDやLinuxといったほかのオペレーティングシステムでも利用できるポータブルバージョンが開発されるものとみられている。OpenBSDプロジェクトがサブプロジェクトで取り組んでいるセキュリティ関連のソフトウェアはほかのオペレーティングシステムでも導入される傾向があり、今後LibreSSLがTLS/SSL実装のデファクトスタンダードになるのか動向が注目される。

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