奥村輝
2014年5月9日00時53分
週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)に連載中の漫画「美味しんぼ」で、東京電力福島第一原発の取材後に主人公が原因不明の鼻血を出す様子などが描かれたことに対し、環境省の浮島智子政務官は8日の記者会見で、「福島の方々が頑張っておられるなか、残念で悲しい出来事だ」と述べた。
同省は放射線の健康影響調査を所管している。浮島政務官は「風評被害の観点から考えてもらいたい」とした上で、「表現の自由はあり『描いてはダメ』とは言わないが、国としては、正しい情報を発信していきたい」と話した。環境省の担当者は「事故では、鼻血や疲労感に一定の影響が出るほど被曝(ひばく)した人はいないことが県の調査で分かっている」などとしている。(奥村輝)
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