2014年5月8日22時53分
衛生陶器大手TOTO(北九州市)は8日、中国・上海で現地向けに便器などの衛生陶器を生産している工場の「東陶華東」で、現地時間の6日夕方からストライキが発生していることを明らかにした。同社広報部によると、4月末に始まった賃金水準をめぐる労使間の交渉で会社側は増額を提示したが、従業員側が増額されないと誤解してストに入り、生産が止まっているという。
中国版ツイッター・微博には、1千人超がストライキに参加していたとの情報のほか、監視カメラが壊され、日本人の総経理(社長)が殴られたという書き込みもある。ただ、同社によれば、従業員による集会は6日にあったものの、収束に向けた交渉が始まっているという。8日夜現在、暴動やけが人の情報はなく、生産設備にも被害はないとしている。
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