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賭博場へ関与の疑い避けるため契約解除か
5月9日 4時19分

ガーナ共和国の駐日大使が借りた東京・渋谷と福岡市のビルの1室で賭博が行われていた疑いが持たれている事件で、このうち福岡市のビルでは渋谷の賭博店が摘発されてまもなくして部屋の契約が解除され、人の出はいりもなくなったことから、警視庁は大使が福岡の賭博場への関与を疑われるのを避けるために契約を解除したとみて調べています。

この事件は、アフリカのガーナ共和国の駐日大使が借りていた東京・渋谷のビルの1室で、客にトランプを使ったバカラ賭博をさせたとしてカジノ店の従業員らが逮捕されたものです。
警視庁は、この大使が福岡市博多区中洲に借りていたビルの4階の1室でも賭博が行われていた疑いが強まったとして8日、この部屋を捜索し、違法なパチスロ機を押収しました。
これまでの調べによりますと、大使は去年12月から、この部屋を含む4つのフロアの賃貸契約を結び、その後、警視庁が従業員や客が4階の部屋に出はいりし、賭博が行われていたことを確認していたということです。
ところが、ことし3月に渋谷のカジノ店が摘発された1か月後の先月中旬に、大使側から契約解除を申し出る電話が不動産会社にあり、まもなくして人の出はいりがなくなったということです。
警視庁は大使が福岡の賭博場への関与を疑われるのを避けるために契約を解除したとみて調べています。
先月末に行われた任意での事情聴取に対し、大使は賭博への関与を否定しています。

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