読みました。ゆとりでもアラサーでも、好きになった人が好みのタイプの32歳ですが*1、30歳ぐらいになってから「若い人の魅力」も「おっさんの魅力」も満たすのが難しくなってきていて、「詰んだ」と感じる機会が増えたなーというのがあります。この文章で挙げられているような事が何一つできてないまま、おっさんになってるなと。
若い時は学生やフリーターの人たちに混じっている事が多くて、付き合う人も4〜5歳下でありながら、ほぼ対等関係って感じだったので、頑なに割り勘にされたりしてスマートさを期待されない事のが多かったです。現在も5歳下の86世代前後の人々との関わりが多いですが、あんまり上に見られる事もないし、その関係性に安住しがちなところもありました。なので同年代の女子には相手にされない事が多いですし、こちらも怖くなってしまう事があります。でも86世代も既にアラサーなんですよね。
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「御手洗いに行ってる間にお会計してくれたのー☆」って言ってるけど、おっさん、クーポン使いたかっただけだからね?(あ、クーポン使ってるのを隠してもらえただけでもありがたいカナ?笑)
それでも数年前ぐらいまでは「25歳前後の人にとっては丁寧」に当たるぐらいのコミュニケーションができれば十分だったし、ご馳走しようなんて時には本当に喜んでもらえました。でも、それは「対等」に見ているからこそで、本当に世代が上だと感じていたら奢ってもらえて当然みたいな意識のが強いとも思うのですよ。
「御手洗いに行ってる間にお会計する」までは認識しつつも、「最後までお手洗いに立たないー!?」みたいな事があって、自分でお手洗いにいった帰りにお会計する事にしておけば好きなタイミングで出来ると気づいたのも三十路になってからです。普段から外的要因とか内的要因とかを分析してるのに、当事者性が欠けていたということでしょう。
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同年代(ここでは20代前半とする)の男の子たちって、会話も馬鹿っぽいし、選挙も行かないし、車も持ってないし、働きたくないとかぬるいこと言うし、そもそも服装も髪型もスベってるダサイ男しかいなくない?ww
現在は若い人と会ったところで、特別に金持ちなわけでも、成長しているわけでもないまま歳を重ねているおっさんであって、会話も馬鹿だし、選挙も行かないし、車も持っていないし、働きたくないし、服装も髪型も滑ってるから詰んでます。流石に頑張ってみるでしょうが、経験不足が否めませんし、その割におっさんには奢ってもらって当然という感じになるので心が荒みます。「社会人は金を持ってる」みたいな情報だけがひとり歩きしがちですが、こちとらロスジェネですからね。
私に限らず「スマート」について学ぶ機会というのは、減ってきているのだろうと思います。上司主催の飲み会なのにお金を払う必要があったりしますし、OFF会ではある程度は歳が離れてようが対等にすべきという規範のが強いように感じます。それに、その辺りのスマートさが「むしろ寒いんじゃないか」「むしろ重いんじゃないか」というメタ視点もありますし、付き合ってから毎日毎日継続できるリソースが残ってないので、あまり盛らない方が誠実なのではないかと思えてしまう事もあります。
そこは需要と供給の問題で、供給者がまだまだいるので、需要者側としては問題がないのでしょう。話がとりとめもなくなっていますが、こういう時に挙げられるような「若い人の魅力」からも「おっさんの魅力」からも外れているんだなぁって悲しくなるので考えるのを止めました。でも今からスマートになりたいかと言われても難しくて、公園や安い居酒屋でデートしたいです。むしろそっちのが私としては楽しい。つまり名義上のカノジョは救いだという事ですね。
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