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 チャンネルAJER更新しました。
【『「市場」という言葉を使ってはいけない業界①』三橋貴明 AJER2012.8.21(1)】
http://www.youtube.com/watch?v=36OTLx-sA7o
【『「市場」という言葉を使ってはいけない業界②』三橋貴明 AJER2012.8.21(2) 】
http://www.youtube.com/watch?v=3PI3ch6Nbcs
またまた異論殺到になりそうな話をしています。
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9月19日(水)に名古屋で行われるシンポジウム「ICTでイノベーションを起こす!」 (主催:名古屋青年会議所)にパネリストとして参加致します。
http://www.nagoyajc.or.jp/62nendo/

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 う~、昨日は会社の業務やら雑誌の取材やら、出版社との打ち上げやらの合間を縫って、原稿用紙換算八十枚も書いてしまい、さすがに疲労困憊です。


 本日のエントリーに入る前に、まずは「贖罪 」をお読みくださいませ。



 さて、本日は「真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪― 」の発売日です。テーマ、内容的にかなり波乱を呼びそうな本書の出版を決断して下さった海竜社様に感謝いたします(かなり勇気が必要だったと思います)。


 共著者のさかき漣先生(キャラ作成から、何と二か月で書き上げて下さいました)より、
「以下のメルマガのショートストーリーを読んでから、真冬の向日葵をお読み頂くと面白さが増します」
 と、言伝を預かっております。


① ~霧島内閣の財相・朝生一郎の内包する、驚愕の事実~
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2012/08/18/sakaki-4/
② 女子大生・雪乃の“夏休みの終わり”
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2012/08/25/sakaki-5/
③ メール、手紙、歌と花、言の葉の響き
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2012/09/01/sakaki-6/
④ “真冬の向日葵”
http://www.mitsuhashitakaaki.net/2012/09/08/sakaki-7/


 本書「真冬の向日葵 ―新米記者が見つめたメディアと人間の罪― 」は、安倍政権末期から中川昭一先生がお亡くなりになるまでの日本をモチーフに書かれた小説です。とはいえ、お読みになればお分かり頂けると思いますが、本書は「現実の記憶」でもあります。


 あの時期、狂ったようにメディアが麻生政権を攻撃し、最終的に政権交代にまで持ち込まれてしまった、あの時期。わたくしたち日本国民は、一体全体「何」に動かされていたのでしょうか。わたくしたちは「何」をしてしまったのでしょうか。


 本書の帯に「政局を操る黒幕の正体が今、明らかになる」とありますが、この「黒幕」は、何故にこうもパワーを持ってしまうのでしょうか。わたくし達は今、この時点においても、「黒幕」に動かされてはいないでしょうか。


 黒幕が何であろうとも、わたくし達は自らの選択の責任を取らざるを得ません。何しろ、日本国は国民主権国家なのです。


橋下大阪市長、全国政党の日本維新の会を近く結成
http://japanese.joins.com/article/188/159188.html?servcode=A00&sectcode=A00
 9日、大阪のある会議場。橋下徹大阪市長が「株式会社による学校運営に賛成するか」と質問を投げかけた。みんなの党所属の桜内文城参議院議員が待っていたかのように「大賛成です」と叫んだ。残り6人の国会議員も異口同音に賛成の意向を明らかにした。
この日橋下市長率いる大阪維新の会主催の公開討論会では奇異な場面が演出された。橋下市長と堺屋太一元経済産業相ら大阪維新の会のブレーンが質問を投げかけると現役国会議員が先を争って自身の意見を明らかにした。
事実上橋下市長が国会議員を“面接”する席だった。この日の面接には与党民主党所属議員3人と自民党所属議員1人、みんなの党所属議員3人が参加した。彼らは橋下市長が近い将来結成する全国政党の日本維新の会に合流する予定だ。
 橋下市長は8日の記者会見で、「今月中に全国政党をスタートさせ、次の衆議院総選挙に350~400人を出馬させる。過半数の議席獲得を狙うと宣言した。自身は党首として残り直接衆議院選挙に出馬しはしない方針だ。
すなわち橋下市長は大阪市長として在任しながら東京での国会運営を遠隔操縦するということだ。朝日新聞は「大阪維新の会の支持率は高く次期総選挙で一躍台風の目として浮上する可能性が大きい」と報道した。 』


 何で中央日報なのかと言えば、冒頭のやり取りがまことに象徴的だったためです。


 公共教育に「株式会社」を参入させ(バウチャー制とか言って)、株主に配当金を支払う「株式会社による学校運営」を始め、維新八策の経済・社会保障分野には、レント・シーキング 系の政策が目白押しです。あるいは、不要に供給能力を高め、デフレギャップを拡大するサプライサイド政策の羅列でもあります。


 維新八策の中に、「TPP参加」と「公的保険の範囲を見直し、混合診療を完全解禁」の二つが入っていました。この二つがセットになると、何が起きるか。シミュレートというか「予言」してみましょう。 


 現時点において、世界最高水準である日本の公的保険サービスの適用範囲を縮小し、高価な治療を「混合診療」として受けられるようにします。当然の話として、日本の医療費全体は、アメリカ的に高騰していくことになります。そこに、アメリカの「あの」医療保険サービス会社が「待ってました」とばかりにやってきて
「あなたが患う病によっては、混合診療によって高額な医療費を請求される可能性がありますよ。というわけで、我が社の医療保険サービスに加入しましょう」
 と言ってくるわけでございます。


 日本がTPPに参加していた場合、保険サービスが自由化されているわけで、アメリカの「問題ある」医療保険会社を拒むことはできません。
 アメリカの医療保険会社は「保険料は高く、保険金の支払いはできるだけ少なくし、利益と株主への配当金を最大化する」という恐るべきコンセプトでビジネスを展開しています。TPP参加や混合診療全面解禁が実現してしまうと、アメリカの悪名高き医療保険会社の日本市場参入を拒む術は無くなってしまうのです。


 本当に、本当に、分かりやすい話でございます。
 
 とはいえ、「黒幕」は上記のような情報を国民に伝えることもなく、ときには良い方向に、ときには悪い方向に政治や経済を動かし、国民の運命を変えてしまいます。「黒幕」が責任を取ることはありません。くどいですが、責任を取らされるのは国民です。


 「黒幕」はときに、人の生命すら奪います。あのとき、四面楚歌の中で戦い続けた故・中川昭一先生やご家族の気持ちを想像するだけで、心が痛みます。


 総選挙はどれほど遅くても、一年以内にやってきます。野田総理が民主党の代表に再選されると、一部の人たちが民主党を離れることになり、政局はますます混乱するでしょう。


 何としても、本書を総選挙の前に出したかった。


 珍しく取り留めもない文章になっているようですが、そういう気持ちで出版する一冊ということでございます。

本日のエントリーで何かを考えて下さった方は、

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