ネット実名制は正義を保障するか 責任を取らないのであれば実名も匿名も一緒 ジャーナリスト石井孝明氏は東京数寄屋橋で演説すべき
@hiro_mmmm @ishiitakaaki 敬意を持つほど文化を語れるなら、ミシシッピバーニングを見てKKKを絶賛したんでしょうね、このジャーナリストの人。時には危険思想の代弁者が居てもいいんでしょうけど、口だけじゃなかったとしたらブタ箱いきでいいんじゃないですか。
— 軍荼利 (@GundariYasha) 2014, 5月 8
反反原発派であれば、特定人に対するリンチを公然と呼びかけても炎上しないんだな。RT @ishiitakaaki: きっかけのため雁屋哲をリンチしましょう #美味しんぼ
— 小倉秀夫 (Lee mi prof) (@Hideo_Ogura) 2014, 5月 7
↓ヤバい。リンチという言葉を使ったが辞書ひくと、私は最大限で皆で糺弾する(文化大革命の軽いやつ)という語感だったが、なんか英語では映画「ミシシッピー・バーニング」に近いようだ。頭筋肉の危ないプワーホワイトが殺人、私的絞首刑というイメージ。反省反省。みっともないが消そう。
— 石井孝明 (@ishiitakaaki) 2014, 5月 8
@GundariYasha 演説は自分のブログか東京数寄屋橋で名前をだしてやってください
— 石井孝明 (@ishiitakaaki) 2014, 5月 8
@ishiitakaaki 謝罪なら数寄屋橋で演説したらどうですか。「実名で演説しなよ」ってことは軽い評論でも実名で全責任を負ってるんだという意志の表明だったんですよね。名前だけ書いたって責任取らないなら匿名と一緒なんだから。座右の銘くらい実行しなよ、ジャーナリストさん。
— 軍荼利 (@GundariYasha) 2014, 5月 8
今日の昼間、暇な時に石井孝明という人がTwitterで、美味しんぼの作者をリンチした方がいいんじゃないかとワケの分からない信者たちと盛り上がっていた。
どうやらこの人はジャーナリストらしいけど、この人リンチの意味わかってんのかなと思ってリプライしたんだよ。
「実名出して、演説は数寄屋橋かブログでやってください」と言って、今は該当Tweetを消して知らん顔をしてるらしい。
これ、結構最近思うところがあるんだけど、ネットで実名出して商売してる、ジャーナリストとかいるじゃない。
みんな、騙されてるけど実名なんか出したってそいつが失うものがない人か、法曹職だったりして何かトラブルに発展しても自己解決できる人だってことにしかなってないから。
もっぱら、ネットで匿名、実名に差が出てくると思われがちだけど、最終最後言ってることに責任をもつ気があるのかないのかなんだよね。責任取らないんだったら、よく考えてみりゃ匿名と一緒でしょ?
つまり、実名で、それが何かに優先するほどの価値があると言うんだったら、例えば小倉弁護士みたいに名前を出すことと所在が一致していて、責任からはどうやっても逃げられない人しか当てはまらないんだよ。
石井孝明氏は確かに名前を出しているけど、それで責任を取るかと言ったら取らないわけでしょ。
放射能による健康被害があったってことを、水俣病訴訟みたいに何十年もかけて立証して、推進派の言説が間違いだったと証明される。
そこで、健康被害が立証された人が、「お前のせいで逃げ遅れたじゃないか、石井孝明賠償しろ」って言われて責任を取れるか。
十中八九弁護士を立てて反訴して逃げにかかる。
言論というのは、ある程度以上の悪意がない限り、結果責任と切り離されてないと議論すること自体ができなくなってしまう。
だからこそ多様な言論が存在すためにも、一定の範囲での自由は認められている。
しっかり取材をして、いいところも悪いところも、疑問なことや不安なことも克明に書いた美味しんぼは、枠の中の自由で表現に挑戦したといえるだろう。
一方、その美味しんぼを読みもせずにリンチを扇動した石井孝明はどうなんだろうか。
リンチの語源やコンセンサスさえ考えないリテラシー、言葉を売りにしておきながら「俺は実名だからあらゆる場合で匿名に勝ってる」というどこかずれた全能感。
何もかもが駄目すぎて話になってない。
実名か、匿名かは大きな問題じゃなくて、実際何かあった時の責任を取ると意思表示してるかしてないかこそが重要で、実名でも責任を取らないんだったらそれは匿名と同じなんだよ。
だって、石井孝明という名前を知っていても、どこの誰べえか俺にはわからないし、突き止めても逃げられたらどうしょうもないよね。
逃げません、責任を取りますし、しっかり話し合います この姿勢があるかないかが重要なわけで、「この人は実名でやってるから信用できる」と踊らされないようにみんな気をつけたほうがいい。
実際、本屋にいけば、PNの書籍が山のようにあるけど、あれは全部デマでいい加減か?
そんなこと全くない。匿名か実名かは大事じゃない。
書いてあることの中身がどうなのか そいつは自らの言葉に責任をもっているか 自らの過ちがあれば心をこめて謝罪できるか
この3点だけが言葉や文章に必要なんだよ。言い捨て、消し逃げの実名もどきの石井孝明氏はここを履き違えてると思う。
今日日のジャーナリストがいい加減なのは、全く謝罪をしない報道各社を見ての通りだけど、悪いところだけを真似して自称実名ジャーナリストになった石井氏はなおたちが悪いと思う。
美味しんぼの作者からすれば、演説は自分の作品でやってください、これで終わりだろうけどね。
一言:うちのサイトもどうしょうもないブログと一緒かと思われがちだけど、意外と裏では弁護士や記事に出てくる人々とやりとりがあるんだよ。法的に争うことや、俺が悪い場合は土下座して謝罪するところまでは覚悟してるってことだ。
賠償請求だけは、払える金額を超えたら土下座するかトンズラするしかねぇんだけどな。
そういうわけで、全責任を背負える石井孝明氏みたいに、何千万も何億円もは払えないんで問題が深刻になる前にメールしてくれ。
いわゆる自由や法治、言論について深く考えさせられる傑作の
個人的な二選だな。
どちらも甲乙つけがたい傑作だよ。
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「リンチ」の国際的なコンセンサスの実態はこういうもの。
言論をテーマにしてリンチを扇動する、実名匿名の前にコモンセンスの問題じゃないのか?
言葉尻を捕らえて・・と言う言い訳は石井氏はできない。なぜならあなたは美味しんぼを立ち読みもしてない、つまり見ずに言っていた
リンチの語源を詳細に解説したサイトの記事
私刑という日本語より、同じ意味を持つ外来語リンチの方が馴染み深く、よく使われる。リンチの語源は諸説あるが、少なくともアメリカにおいてはそれを始めた者の名に由来すると一般に思われている。
アメリカが元来本国から離れた植民地だったゆえ、本国の支配が及びにくく、領地が西に向かい拡大していく上で権力の空白が生じる。そんなところには無法が蔓延りやすくなりがちだ。既に独立戦争時(1775-83年)、軍人として戦ったチャールズ・リンチ大佐がアメリカ東海岸に位置するバージニアで、破壊や掠奪を取り締まるため、自宅で法廷を開催し無法者を裁いていた。
リンチを含め4名が裁判官となり、連行された被告は告発者と対決することが許され、弁明も出来たし、双方とも証人を呼ぶことも認められた。つまり、私的に設定された裁判所であったが、欧州の法手続きをそのまま踏襲したものだった。告発された被告の容疑が晴れれば、放免される他、謝罪と弁明も行われたそうだ。だが、リンチの裁判で、有罪の場合は一審のみで直ちに刑は執行された。罪人はリンチ大佐の敷地の中にある栗の木に宙吊りにされた上、背中を39回鞭打ち、国外追放とした。この裁判の不公平な点は、独立戦争中だったゆえ、英国本国に忠誠を誓う王党派とアメリカ独立を主張する愛国派のうち、罪人となったのは王党派のみだった。
この方法が「リンチ式処刑」と呼ばれ、やがて「リンチ」と簡潔に言われるようになり、バージニア州以外にも広がるようになる。リンチが地域の秩序維持に有効なことが分かると、フロンティアにも持ち込まれ、アメリカの慣習の一部となっていった。自制心はあったリンチ自身は極力死刑は避けていたらしいが、どこの地域でも自警団が結成され、1910年までにその数は327に達したと言われる。リンチが実行されるようになると、多くの人々がリンチの執行権を民衆から授けられるようになり、些細な犯罪でも鞭打ちが行われ、ついには群集の気分次第で縛り首になる罪人も出てきた。こうしたリンチで処刑された囚人は、20世紀初頭までに737人に上ったという説もある。独立戦争や南北戦争後ならまだしも、20世紀になっても依然としてアメリカでリンチは行われていた。
1913年、ジョージア州アトランタで起きた事件の顛末は興味深い。メアリー・ファーガンという若い白人女性が殺害され、ユダヤ人レオ・フランクが起訴され有罪となる。証拠不十分ゆえフランクは死刑でなく終身刑に減刑されるも、この判決に激怒した民衆は「メアリー・ファーガン騎士団」を結成し活動を開始する。彼らは監獄を襲いフランクを拉致、そこから2百㎞ほどの距離にあるメアリーの生まれ故郷に連行、木に吊るし縛り首にした。フランクが吊るされた写真はジョージア州の店頭で公然と売られていたという。
アメリカのリンチ史でKKKは殊に知られている。リンチが黒人の犯罪者に行われる場合は過激さを増す。1930年5月、テキサス州で強姦の嫌疑を掛けられた黒人の裁判が開かれようとしていた朝、民衆は彼を裁判所から連行しようと集結、一旦は警官に阻止されるも、群集は裁判所を放火する。群集はやって来た消防車の消火活動も激しく妨害、ついに裁判所は全焼となる。廷吏は被告の黒人を守ろうと地下室にかくまうが、群集は地下室の扉を破壊、黒人の死体を引きずり出し、裁判所の広場に晒した。
世界のリンチに詳しい柳内伸作氏は著書でアメリカのリンチの背景をこう分析されている。
「アメリカの国民は犯罪者を裁く権利は国民固有の権利であるという意識がある。彼らは陪審員として参加し、犯罪を裁く伝統を育んできた。しかし国家のやり方が自分たちの意に沿わないとなると、徒党を組んでリンチをする慣習を、その意識の底に眠らせている…アメリカ合衆国には、民衆が犯罪者を罰そうとする凄まじいエネルギーがある。警察署も裁判所も、攻撃の対象に躊躇なく選ばれる。そこに人種差別や民族差別の偏見が加わると過剰な拍車が掛かるが、それは権威を恐れないアメリカ人の逞しさの一面でもある…」
これが言論と思っている自らのジャーナリズムに反省する点は本当にないの?
また次の要請を3年前からネット上で掲げているが返事はない。ここでも繰り返そう。
「福島県原発事故によって、鼻血など健康被害の出ている人がいたら、私が日本記者クラブと外国特派員協会に紹介します。記者会見をしませんか。顔を隠す形でもかまいません。ただし、詐欺に騙されたくないので、医師・専門家の診断書は持ってきてください。再検査費用は私が負担します。私は医学者ではないですが、ジャーナリストとしてこれまでの医療データを覆す世界的スクープになるでしょう。ピュリッツァー賞候補になるかもしれませんのでよろしく」
雁屋氏と小学館は、鼻血は取材による「真実」だと言っている。(ブログ)言うまでもないが、「鼻血」という現象の有無ではなく、福島の放射能による健康被害という文脈で強調したから、批判が広がっているのだ。雁屋氏、小学館、また彼を擁護する人に対して、理屈をこねる前に「放射能と関連する証拠を出せ」と言いたい。「可能性がある」という逃走、「漫画だ」という虚構の世界への雲隠れは、自分の言説に責任を取らない卑劣な行為である。
現在ブロック祭り開催中で、虚構の世界に絶賛逃亡中のようです。
言論界にいるものがリンチによる反対意見の鎮圧を先導し、それに牽制の言葉をかけたものに実名で数寄屋橋で演説しろというのが石井氏のジャーナリズム。
在特会に所属先を変えたほうがいいんじゃないのか?
私は言論界の片隅にいる人間として、社会が力で報道や市民の言論活動を押さえ込むことは、大変危険であると認識している。漫画表現を含む言論の自由は、人間の自己実現、さらには民主主義を機能させるために、最大限尊重されるべき権利だ。
しかし、他人の自由を侵害する言論の自由は無制限に認められない。それには当然、内在的制約がある。米国連邦最高裁判事、オリバー・ウェンデル・ホームズ・ジュニアは、1919年の判決で、次の言葉を残している。
「言論の自由を最も厳格に擁護したとしても、劇場で嘘をついて火事だ!と叫び、パニックを起こす自由は誰にも保障されない。あらゆる行為の性格は、それがなされた状況によって変わってくる」。
放射能デマが批判されるのは、まさにこの点にある。
もう福島原発事故から3年も経過し、社会も落ち着いている。そうした中で、平穏を壊し冷静な議論を妨げるデマ情報、風評加害情報は、「情報テロ」と認定して、もう「鎮圧」をすべき段階にきている。被害を受ける私たち全体でだ。
そして、メディアや情報発信者が自省をせず、3年も「冷静に、可能な限り正確に」と述べ続けなければならない現状はとても悲しい。「鎮圧」よりも、「自省」と「自制」によって、デマ拡散の問題を解決するべきなのだが。
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背広着た実名のおっさんにはほんと気をつけます。生理的に受けつけないお顔なので元より関わることもないです。