日本とベルギー 外務・防衛 さらに連携へ

5月8日 5時22分

安倍総理大臣は日本時間の７日夜遅く、訪問先のベルギーでディルポ首相と会談し、みずからが掲げる「積極的平和主義」に基づいて国際社会の平和と安定に貢献していく方針を説明し、両国の外務・防衛当局間の連携をさらに深めていくことで一致しました。

この中で安倍総理大臣は、みずからが掲げる「積極的平和主義」に基づいて国際社会の平和と安定に貢献していく方針を説明したうえで、「日本とベルギーの間で外交・防衛当局間の意見交換をより一層緊密にしていきたい」と述べました。
これに対しベルギーのディルポ首相は、「国際社会の平和と安定に向けた日本の貢献を歓迎し、両国で共有したい」と応じ、両国の外務・防衛当局間の連携をさらに深めていくことで一致しました。
また両首脳は、経済関係をより深めるため、貿易投資促進セミナーを開催することなどを確認したほか、安倍総理大臣は「日本とベルギーの外交関係樹立から再来年で１５０周年を迎えるのを機に文化交流を強化したい」と呼びかけました。
このあと安倍総理大臣は、ヨーロッパの企業や現地で活動している日本企業の代表らとの会合に出席し、日本への投資を促すための取り組みを説明したほか、日本とＥＵ＝ヨーロッパ連合のＥＰＡ＝経済連携協定の来年中の大筋合意を目指す考えを示しました。