2014年5月8日18時41分
居酒屋大手ワタミが8日発表した2014年3月期決算は、純損益が49億円の赤字(前年は35億円の黒字)だった。主力の総合居酒屋「和民」の不振で、1998年の上場以来、初の赤字となった。
売上高は前年比3%増の1631億円、本業のもうけを示す営業利益は同68%減の29億円だった。
ワタミは手頃な価格で幅広い料理を出す居酒屋として急成長したが、近年は専門的な料理を出す飲食店に客が流れて苦戦。介護や弁当宅配事業の不振も、営業利益を押し下げた。
人手不足により、15年3月期に全店舗の約1割、60店舗の閉鎖を計画しており、21億円の特別損失を計上したことも響いた。
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