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画像切り貼り 別雑誌審査でも指摘されていた
5月8日 20時01分

STAP細胞の問題で、小保方晴子研究ユニットリーダーが今回改ざんと認定されたのと同じような画像を含む論文を2年前、世界的な科学雑誌に投稿し、審査した専門家から画像の切り貼りを指摘されていたことが分かりました。
小保方リーダーはこの指摘の数か月後にネイチャーに論文を投稿していて、調査委員会は8日の報告書の中で、画像の切り貼りが故意だったのは明らかだとしています。

理化学研究所が8日公表した報告書によりますと、小保方リーダーは今回改ざんと認定されたのと同じような画像を含む論文を、2年前の平成24年6月に「セル」、7月には「サイエンス」という世界的な科学雑誌に相次いで投稿していました。
これらはいずれも掲載されませんでしたが、サイエンスで審査を行った専門家から「画像が切り貼りされている。異なる実験の画像を貼り合わせる場合は白線をいれることになっている」などと指摘されていました。
小保方リーダーは調査委員会に対して、専門家からの指摘は「精査しておらず具体的な内容について認識がない」などと説明したということです。
これについて調査委員会は、査読者からのコメントに全く目を通していなかったという小保方リーダーの説明には合理性が認められないとしたうえで、ネイチャーに論文を投稿したのは指摘を受けた7か月後で、小保方リーダーの画像の切り貼りが故意だったのは明かだと指摘しました。
小保方リーダーは先月9日行われた記者会見でもこの画像の切り貼りについて「両サイドに線を入れる必要があることを知らなかった。私が不勉強なままで自己流でやってしまった」などと説明していました。

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