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韓志強駐日大使館公使,日中協会で講演
2011/08/08
 

 8月3日、当大使館の韓志強公使が日中協会で中国の発展と中日関係について講演した。これには日中協会の野田毅会長(衆議院議員)、白西紳一郎理事長と会員約150人が出席した。

 韓公使はまず、日本の「3・11」地震で大きな被害が出たことに見舞いを表明し、日本は必ず現在の困難に打ち勝ち、震災復興を成功裏に進め、経済・社会のたえざる発展を実現するものと信ずると述べた。

 中国の発展について、韓公使は次のように述べた。第12次5カ年計画(2011―15年)は中国の今後の発展の方向を示した。それは科学的発展観を全面的に貫徹実行し、経済成長パターンを転換し、内需の拡大に努め、資源節約と環境保護を一層重視し、民生分野を強化し、持続可能な発展の道を歩むことである。この方針の導きの下に、中国の経済・社会は長期間にわたり良好〈効率と質がよいこと〉で速い発展を維持するものと信ずる。

 韓公使は次のように強調した。中国の発展はチャンスであり、脅威ではない。13億の人口を擁する大国が安定・繁栄を実現すること自体、世界の安定と繁栄に比類なく重要な前向きの影響を及ぼしている。中国はこの10年間、世界の経済成長への寄与度が最も大きかった。中国は平和的発展の戦略をとり、一貫して平和共存、共同の発展を主張している。中国の発展に協力することでなく中国の発展を抑えることに精力を使うのは、中国にとって不公平で、そのようなことをする国にとっても有害無益なことである。

 当面の中日関係について、韓公使は、双方の共同の努力の下で、中日関係はたえず改善され、発展している。目下、両国の経済が相互に依存し、人的往来が日増しに頻繁になり、両国関係は互いに相手なしではやっていけないほど密接になっている。

 韓公使は次のように指摘した。現在、国際関係は複雑で大きい変化をとげつつあり、平和と協力が時代の潮流になっている。グローバル化によって、各国の関係が一層密接になっており、冷戦期の、異なる軍事ブロック間で敵対し世界の覇権を争っていた時代はすでに終わった。各国がさまざまな関係を築き、協力もすれば競争もしており、このことは中日関係の健全な発展のための良好な国際環境を提供している。

 韓公使は最後に、中日関係の前途は明るいものであり、時代の流れに沿って、両国の指導者が確立した21世紀の戦略的互恵関係をたえず充実させ、発展させるためにたゆまず努力しようと述べた。

 韓公使はまた、両国国民間の友好的感情を深める問題、中国経済の発展などについて質問に答えた。

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