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その火災で亡くなった伊藤秀也君のお母さんらへの取材記事が出ていました。 黄柳野高火災1年 母「実感湧かない」(5月8日 中日新聞) 愛知県新城市の私立黄柳野(つげの)高校で、学生寮から出火し、二年生の伊藤秀也君=当時(16)=が亡くなった火災から八日で一年となる。掛川市にある秀也君の実家は時が止まったまま。母まみさん(39)は「今でも週末になるとおなかをすかせて帰ってくるんじゃないかって。実感が湧かない」と話す。 「自分が泣いちゃうと、娘が困るから」。まみさんの母あささん(65)は、火災から半年は涙を見せなかった。まみさんは「秀也への感情を出してもいいんだよ」と語り掛けた。以来、頼もしかった母は、急に老け込んでしまったように感じる。 高校でラグビーに出合い、気力をみなぎらせた。火災直前に帰省した際には「先輩たちがすごい楽しかったって」と話し、秋の修学旅行を心待ちにしていた。だが秀也君に秋は来なかった。「複雑な気持ち。お正月も、秀也が楽しみにしていた文化祭の時も」と、まみさんは目を伏せる。 秀也君が住んでいた寮の跡地には慰霊碑が建立される。八日の除幕式にはまみさんも出席する。「秀也のように死んでしまう子もいれば、火を出したと言われてしまう子もいる。生徒たちが、自分の行動について考える機会になれば」。式では、空に向かって手を合わせるつもりだ。 …火災の後もそうでしたが、お子様を亡くされた悲しみの中でも、ほかの生徒さんへの思いやりをなさっていた方でした。 はや1年、という気はします。1年たっても、秀也君がひょっこりと表れてきそうな、そういう気持ちも湧くのでしょう。 記事にもありますが、8日には黄柳野高校では「心の日」として、その慰霊碑の除幕式などをおこないます。その案内を高校のHPより: 5月8日「心の日」のご案内 昨年の男子寮の火災で伊藤秀也君の尊い命が失われてから、一年が経とうとしております。この間、秀也君のご家族とも話し合い、毎年5月8日を黄柳野高校の「心の日」として、自分自身の命や家族との絆を深く考えるための日とすることといたしました。 具体的には午前中は防火・防災についての取り組み、午後からはご家族をお招きして慰霊碑の除幕式を始め、生徒一人ひとりが命や家族、友人について自分自身を振り返るイベントを行います。 日時:平成26年5月8日(木)13:30〜15:00(受付開始13:00) 場所:本校旧男子寮跡地(雨天時は体育館) 内容: 黙祷、 慰霊碑除幕式、献花、 在校生より、卒業生より、 伊藤秀也君のお母さんよりメッセージ、等 …悲しい事故を繰り返さないよう、昨年の火災を忘れずにいて欲しいと思います。 |
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