まだ夢の段階です。人間にとっては健康が第一なので、子どもの頃から健康の大切さを認識させ、体作りをさせたい。そうすれば、ケガをしない体になり、息の長いスポーツ選手になれる可能性も広がる。そんな選手を育成するアカデミーを作りたいと思っています。
全員ではないです。長男がテニス、長女がゴルフ、次女がシンクロナイズドスケーティング。この上さらに下の2人までスポーツを始めたら妻が大変になってしまうので困るのですが。
そうなんです。僕も子どもの一人みたいなものなので(笑)。でも、今、一番妻の手がかかっているのは僕と3番目の次女ですね。
フィギュアスケートの団体版で、朝から夜まで練習し、アメリカの世界選手権やフランスまで試合のために行くこともあります。
スポーツでなくてもいいのですが、一つのことに夢中になっている子どもはいいですね。目の輝きが全然違う。次女は「私がちゃんとできないとみんなに迷惑がかかる」と言ったりします。まわりへの気遣い、コミュニケーション力、人としてのバランスを、団体競技を通して体得しているのがよく分かる。社会で役立つのはそういう力だと僕は思うので、そんな気づきがあっただけで十分。選手として成功しようが失敗しようが、それはある意味どっちでもいいかな、って正直思っています。
そうでもないです(笑)。家族がまとまっているのは妻のお陰。僕がいなくても食事の時には「パパが一生懸命働いているからご飯が食べられるのよ。パパありがとう。いただきます」と言ってくれている。だから、子どもたちも自然に「パパ、お仕事大変だったね」「お仕事がんばってね」と言います。
趣味というほどではないですが、海外ドラマのDVDを借りてきて、子どもたちと一緒に観(み)るのが楽しみの一つ。いい息抜きになっています。子どもたちも映画が大好きで、休みは一緒に映画館へ行ったりします。「アバター」は、子どもが好きなので何回も観に行きましたよ。
(更新日:2010年05月14日)
買い物と言ったら語弊がありますが、嫁さんですね。彼女を手に入れたことが僕にとって一番の財産です。
広岡達朗さんです。野球に懸ける情熱、思いはあまりにすごすぎてまねできない。広岡さんが西武の監督時代のこと。ある年の1月4日の朝刊に「寮生が戻ってきていない」という広岡さんのコメントが掲載されていたんです。愛知県の実家でそれを読み、すぐに荷物を持って新幹線へ飛び乗り、そのままグラウンドへ直行しました。着いたら広岡さんが仁王立ちし、「さ、練習しろ」とひと言。その時、僕と同じように新聞記事を読んで、5、6人の寮生が戻ってきていました。野球人としての、ああいう姿を目の当たりにすると、中途半端なことをしちゃいけないよなって思いますよね。
野村克也さんの著書は勉強になります。育った境遇が似ていることもあるし、野球に対する考え方や姿勢に共感できることが多いので、何か自分自身が悩んだ時には必ず読むようにしています。
※当サイトの推奨ブラウザは、Windows Internet Explorer6.0以上、Firefox1.5以上、Macintosh Safari 1.3以上、Firefox1.5以上となります。
Copyright The Asahi Shimbun Company. All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.
どらくに掲載の記事・写真の無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
©朝日新聞社
無断複製転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。