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楢葉町議会 再除染徹底など環境省に要望
5月8日 17時23分

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避難区域の除染が終わり今月下旬にも住民の帰還時期の目標を決める方針の福島県楢葉町の町議会が、帰還時期までに年間の被ばく線量が1ミリシーベルト未満になるよう再除染を徹底することなどを環境省に要望しました。

8日、楢葉町議会の青木基議長など10人の議員が東京・霞が関の環境省を訪れ、井上副大臣に要望書を手渡しました。
町の大部分が「避難指示解除準備区域」に指定されている楢葉町は、ことし3月末までに計画されていた除染が終わり、今月下旬にも住民の帰還時期の目標を決める方針です。
これに合わせて要望書では、帰還時期までに、年間の被ばく線量が1ミリシーベルト未満になるよう再除染を徹底することや、室内の除染や清掃を国の責任で行うこと、さらに、町内にある木戸ダムの底の除染を徹底することなどを求めています。
これに対して、井上副大臣は「要望を真摯(しんし)に受け止め、関係省庁と連携を取って対応したい」と述べたということです。このあと青木議長は「要望に対する国の回答は住民が地元に戻るかどうかの大きな判断材料になる。国には元の環境を取り戻せるような施策を早急に示して欲しい」と述べました。

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