外部被ばく 前回比最大33%減 伊達市が測定結果を公表
伊達市は7日、昨年7月から12月まで、市民を対象に実施した外部被ばく線量測定の調査結果を公表した。調査に基づく年間推計被ばく線量は、比較的放射線量の高い地域(Aエリア)で前回(平成24年7月から1年間)と比べ最大で33・1%減少した。
調査は、AエリアとAエリアに隣接する地域(Bエリア)の全住民、比較的線量の低い地域(Cエリア)の15歳以下の子ども、妊婦、希望者らを対象に、バッジ式積算線量計を使用して実施した。年間推計被ばく線量の平均は、Aエリアが1・066ミリシーベルトで前回比0・527ミリシーベルト減(増減率マイナス33・1%)。Bエリアが0・844ミリシーベルトで同0・323ミリシーベルト減(同マイナス27・7%)。Cエリアが0・530ミリシーベルトで同0・182ミリシーベルト減(同マイナス25・6%)。いずれのエリアも推計線量は減少した。記者会見して結果を公表した仁志田昇司市長は「除染が進んだことと、放射線量の自然減が結果に表れた」としている。
(カテゴリー:福島第一原発事故)