もはやインターネットミームと化しているニコラス・ケイジ、画像検索すれば山のようにコラ画像が作られ、本人は『自分、インターネットやらないんで、よくわからないんですけど、なんでそうなるんでしょうかね』というようなことをおっしゃっていたらしい、ニコラス、世界中で愛される男。わたしも大好きです。
ニコラス・ケイジに会いたいな〜と調べていたら、アメリカ版ヤフー知恵袋に『ニコラス・ケイジに会う方法を教えて』という質問があり、『わたしの母がイタリアでたまたま会ったわ。あなたもハリウッドをうろうろするとかしたら?』という、なんのためにもならない回答が出てきましたね。
ニコラス・ケイジ本人に会うのが無理ならば、ピラミッド型の墓を見に行くというのもありかもしれません。
場所、もうわかってるから!
というわけで、ニコラス・ケイジ主演作ベストテンを決めてみました。わたしがどういう映画が好きなのかがよくわかるベストテンとなりましてございます。
ザ・ロックThe Rock/監督:マイケル・ベイ/1996年/アメリカ
あらすじ:乗っ取られた刑務所で、若造ハゲ(ニコラス・ケイジ)がベテランハゲ(ショーン・コネリー)とともに怒りのハゲ(エド・ハリス)と戦います。
ハゲ&ハゲVSハゲ! ニコラス・ケイジ&ショーン・コネリーでマイケル・ベイ監督ってご褒美以外のなにものでもないですよ。話はわかりやすいし、じじいはかっこいいし、ニコラス・ケイジは困ってるし、爆発するし、最高です。よく考えたら主演はショーン・コネリーかな…とも思いますがいいです。許して。
フェイス/オフFace/Off/監督:ジョン・ウー/1997年/アメリカ
あらすじ:テロリスト(ニコラス・ケイジ)とFBI捜査官(ジョン・トラボルタ)の顔を入れ替えてみたよ。
いやらしい顔といやらしい顔を入れ替えてみたら、やっぱりいやらしかった顔面力対決。
すごいスタントとすごい爆発とすごいいやらしい顔! 鳩も飛ぶ!
ロード・オブ・ウォーLord of War/監督:アンドリュー・ニコル/2005年/アメリカ
あらすじ:武器商人ニコラス・ケイジが武器を売りまくります。
突然の社会派。アバンタイトルの弾丸一人称視点と、一晩で解体される飛行機がすごくてびっくり。世界ではわりとほんとにこういうことが起きてるんだって思うと、なんかもういたたまれない。そして困るニコラス・ケイジ、目が落ち窪むジャレッド・レト。わたしのレトのイメージって『悲惨な目に遭うひと』なんだよなー。
マッチスティック・メンMatchstick Men/監督:リドリー・スコット/2003年/アメリカ
あらすじ:強迫神経症で詐欺師のニコラス・ケイジが子供に詐欺を教えます。
ニコラス・ケイジが困ってます。めっちゃ困ってます。あと、アリソン・ローマンがすごいんですよね。わたしはこの映画見たとき、アリソン・ローマンを知らなかったので、ラストほんっとにびっくりしました。お話の作りもいいし、ニコラス・ケイジが困ってるし、キレイに騙されて気持ちいいし、いい映画です。
アダプテーションAdaptation./監督:スパイク・ジョーンズ/2002年/アメリカ
あらすじ:ニコラス・ケイジが双子で、脚本家なんだけど書けないんです。
しつこい顔を倍にしちゃったよ。ダラダラしてるニコラス・ケイジがニヤーって笑ったりしてとてもよろしい。だいたい、あの顔が2人いるっていうだけでおもしろいんだからずるいよね! 公式がコラってすごいよね!
バッド・ルーテナントBad Lieutenant: Port of Call New Orleans/監督:ヴェルナー・ヘルツォーク/2009年/アメリカ
あらすじ:刑事だけど薬漬けなんです。
いまここにイグアナいなかった? いない? ……やっぱりいるよ! ほら見てよイグアナ。いるでしょ。……あれ、いない? おかしいな、イグアナいたと思ったのに…。っていう映画です。ニコラス・ケイジが始終ふらふらしていて最高です。やっぱ調子が悪いのがいいんだよね。
コン・エアーCon Air/監督:サイモン・ウェスト/1997年/アメリカ
あらすじ:囚人専用輸送機の中で大騒ぎになって、ブシェミが逃げます。
ニコラス・ケイジが長髪っていうだけでちょっと今見るともう笑っちゃう、笑っちゃうかんじありますけど、これスティーブ・ブシェミの顔面力も高いからもうね、なんすかね、顔。かおぢから。
リービング・ラスベガスLeaving Las Vegas/監督:マイク・フィギス/1995年/アメリカ、フランス、イギリス
あらすじ:アル中のニコラス・ケイジが娼婦と恋に落ちてアカデミー賞をとりました。
飲んでます。めちゃめちゃ飲んでます。アル中の男へのプレゼントにスキットルあげるとかマジいい彼女…って思ったけど男にとってはいいかもしれないが人としては…とか、このひとたち完全に共依存じゃないの! とか、いろいろありますが、とにかくニコラス・ケイジが飲んで飲んで飲まれて飲んで。
ドライブ・アングリー3DDrive Angry 3D/監督:パトリック・ラスシャー/2011年/アメリカ
あらすじ:赤ちゃん泥棒をおいかけてカルト教団と戦います。
ゴールデンラズベリー賞に2部門ノミネートされてるんですね、なんでだ、面白いですよ。ウィリアム・フィクナーが腕組みして車のボンネットに立ってるとことか。ただこれ、「通り過ぎる系」の映画なので、わたしも『おもしろかったな!』っていう印象だけ残っていて細部はすっぽり忘れている気がしますね! ベストテンに入れておいて『忘れている』とか酷いとおもいますが、おもしろかったことだけは覚えているんです。
ワイルド・アット・ハートWild at Heart/監督:デヴィッド・リンチ/1990年/アメリカ
あらすじ:ニコラス・ケイジと愛の逃避行してる間に彼女がエアレイプされたりします。
これ最初見たとき、好きじゃないって言ってたんですね。怖かったんですよね。でもまあリンチですし怖い…のもあたりまえですよね。怖いって印象で、反射的に好きじゃないなって思ってしまったけど、思い返してみれば印象的なシーンがたくさんあるなーと。あとこれ「オズの魔法使」なんでした。そうだ。そして、これもまた、かおぢからすごい。ウィレム・デフォーのはぐきすごい。シェリリン・フェンが頭の傷をにちにちしてるところゾワワってする。
というわけで、
- ようすがおかしい
- 困っている
- 顔がおもしろい
この3つがあるニコラス・ケイジがすきなようです。3はいつもだから、1と2が重要ですね。
あと、ニコラス立ち。よく言ってるんですが、ニコラス・ケイジにはなんとなく独特の立ち方があるんですよ。
「ノウイング」ではよくニコラス立ちが見られます。
ベストテンに入れようかなあと思ったもののやめてしまったのは、「ニコラス・ケイジのウェザーマン」ですね。ゴア・ヴァービンスキー監督で、トラジコメディです。マイケル・ケインも出ている。たいへん地味な映画で、だからって、その静かさが心に突き刺さる! みたいなところはないんですが、印象深いです。
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- スティーヴ・コンラッド
- パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2006-06-23
- 評価
by G-Tools , 2014/05/08
最後に、わたしが見たことのあるニコラス・ケイジ出演映画は以下のとおりです。
なんでアレが入っていないの? と思われた方、申し訳ありません…。見ていないのもあるのです…。
「ナショナル・トレジャー」シリーズ、「魔法使いの弟子」、あとラブコメものは見ていないですね。
ニコラス・ケイジはデビューから来年まで、1985年以外は毎年出演作が公開されてるんですよね。はたらきものだ。お金使っちゃうからな〜。
- ゴースト・ライダー2(2012年)
- ハングリー・ラビット(2011年)
- ドライブ・アングリー3D(2011年)
- デビルクエスト(2011年)
- キック・アス(2010年)
- バッド・ルーテナント(2009年)
- スパイアニマル・Gフォース(2009年)
- ノウイング(2009年)
- バンコック・デンジャラス(2008年)
- グラインドハウスUSAヴァージョンフェイク予告編『ナチ親衛隊の狼女』(2007年)
- ウィッカーマン(2006年)
- ニコラス・ケイジのウェザーマン(2005年)
- ロード・オブ・ウォー(2005年)
- マッチスティック・メン(2003年)
- アダプテーション(2003年)
- 60セカンズ(2000年)
- 8MM(1999年)
- スネーク・アイズ(1999年)
- フェイス/オフ(1998年)
- コン・エアー(1997年)
- ザ・ロック(1996年)
- リービング・ラスベガス(1996年)
- ワイルド・アット・ハート(1991年)
- 赤ちゃん泥棒(1988年)>
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