JR常磐線で8日午前、普通列車が車掌を乗せぬまま発車し、利用客約140人が乗車できないトラブルがあった。始発の綾瀬駅(東京都)で車掌が乗車ホームを間違えて乗務できず、運転士も気づかず発車させたという。3駅先の松戸駅(千葉県)で代わりの車掌が乗り込むまで、回送扱いで走行したという。

 JR東日本によると、列車は午前6時21分綾瀬発の取手行き。車掌が行うドアの開閉ができなかったため綾瀬駅のホームにいた客約30人が乗れず、その先の亀有、金町の両駅でも計約110人が乗れなかった。

 同社は「お客様にご迷惑をおかけして申し訳ありません」としている。