あまりにも有名になってしまった”ブラック企業”という言葉。言葉が1人歩きしていて、従業員が会社の悪口を言う時によく使われてしまっています。
このサイトではこのような企業を”ブラック企業と呼んでいます。法律で定める基準よりも、少し緩いかもしれません。
働く人の合意無しに、自治体の定める最低基準を下回っている
各地方自治体で設定されている最低時給をした下廻る会社は要注意です。ただし、最低時給を下廻る事を自分で理解していて、そこでの経験を他で生かしたい…という考えを持っているなら、自分の会社を”ブラック企業”と恥じる必要は有りません。会社と自分の関係を1つ引いて見て、将来を見据えるような働き方も有るので、お給料と勤務時間だけを取り出して”ブラック企業”と判断するのは間違いでしょう。
働きたいなら、働けるべきです。しかし、”働かざるを得ない”環境は、健全ではありませんよね。
採用前に知らされるべき情報が知らされていない
深夜・早朝の勤務や、恒常的な残業、体力を要する仕事内容については、事前にきちんと知らされるべきです。しかし、このようは情報はある程度ヒアリング能力や行動力でカバーする事が出来ます。残業が気になるのなら、深夜に会社の前まで言って見れば良い話です。大方の事なら確かめる方法・推測する方法はいくらでも有りますよね。
考えない人、動かない人は…ブラック企業に引っかかってしまいます。
逆に言うと、経営者の立場に立ったらそんな人材欲しく有りませんよね。
採用前の条件と、採用後の条件が違う
”約束が違う"というブラック企業によく有る話です。残業無し!給与最低40万/月保証!などと謡っていたのに、実際に入社すると16万/月しか貰えなかった…これは流石にブラック企業です。いくら条件を詰めたとしても、嘘をつかれてしまっては対応出来ませんよね。
ただ、嘘か否か見抜く事が出来る場合も有るのです。
たとえば、仕事に対するお給料の”妥当性”。会社の商材を見て、どう考えても1人辺り100万円/月しか純利益を出せないのに、40万/月も給料を貰えるわけが有りません。そんな計算をしてみるのも有りでしょう。
セクハラ・パワハラが横行している
こちらは言わずもがな..ただ、感じ方は人それぞれですから、とても難しい問題です。
違法行為・脱法行為を行っている
論外ですね!脱法ドラッグや、違法風俗店は勿論、詐欺的な手法で金融商品や各種勧誘を行う会社が該当します。
ただし、商材に問題が無く、以前説明したように、勤務時間や、お給料の観点からは例外が有ります。会社と社員の同意が有る限りOKと言っても良いでしょう。その仕事が好きだ、ここで学んで他の会社で稼ぐ…なんて考えで働く事はとても素敵な事だと思います。
ある企業を”ブラック企業”と呼ぶのは自由です。
しかし、会社を選ぶ権利は誰にだって有ります。
それを"きちんと見ていなかった”人にも、責任は有るのです。
ブラック企業と言う前に、貴方の会社選びは雑では有りませんでしたか?