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弘樹氏怒る「逃げてる相手フルマーク変」
＜プロボクシング：ＩＢＦ世界フライ級タイトルマッチ１２回戦＞◇７日◇大阪・ボディメーカーコロシアム
元世界２階級王者でＩＢＦ世界フライ級８位の井岡一翔（２５＝井岡）が、同級王者アムナト・ルエンロン（３４＝タイ）に１－２の判定で敗れ、プロ１５戦目でまさかの初黒星を喫した。
井岡のおじで元世界２階級王者の弘樹氏（４５）は怒りの色を隠さなかった。リング上で１－２の判定を聞いた瞬間「あぜんとした」という。「あんだけ逃げてる相手。一翔は試合巧者で前に前に出た。ボディーも当たって効いてた。勝っていると思っていた」。取り囲んだ報道陣に「あなたの判定はどうです？」と問いかける一幕もあった。
自身の３階級制覇の夢は９８年４月２９日に終わった。４度目の挑戦となったＷＢＡスーパーフライ級の飯田戦に判定負け。くしくも「僕が勝ってると言ってくれる人もいた」という激闘だった。
現役時「弘樹のおっちゃん」と懐き、自分を癒やしてくれたおいをセコンドでサポート。それだけに悔しさが募る。「相手の減点１（ホールディング）だけで、フルマークつけてるジャッジがいた。そんなむちゃくちゃな…。おかしいでしょう」と首をかしげた。
［2014年5月8日9時40分 紙面から］
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