小保方氏サイドが「めちゃイケ」に抗議 コントは「人権侵害」
2014年5月8日6時0分 スポーツ報知
新たな万能細胞とされたSTAP細胞の論文問題で、理化学研究所の調査委員会が小保方晴子氏(30)の不服申し立てを退け、再調査しないとの結論をまとめたことが7日、分かった。
今月3日放送のバラエティー番組で、小保方氏をネタとするコントの放送を予定していたフジテレビに対し、小保方氏サイドが放送前日の2日に「人権侵害にあたる」と抗議していたことが分かった。代理人の三木弁護士が7日、明らかにした。
同局の「めちゃ×2イケてるッ!」(土曜・後7時57分)が公式サイトで、小保方氏をパロディー化したとみられる「阿呆方さん」のコントを放送前に予告していた。
三木弁護士によると、電話で同局広報部に抗議した上で、亀山千広社長(57)あての抗議文も送付。2日夕に番組責任者から「阿呆方という名前は使わない。トーンを弱めたので(放送しても)よろしいか」と回答されたという。三木弁護士は「内容を見て考える。人権侵害と判断したらBPO(放送倫理・番組向上機構)に申し立てる」と応じて3日の放送を見守ったところ、当該のコントは放送されなかったという。
同局広報部は抗議を受けたことを認め、「編成的な事情で、総合的に判断して放送しなかった」と説明。亀山社長は「この件に関しては現場に任せています。現場が決めたことなのでその判断でよかったと思っています」とコメントした。