能面ヅラ美

30代半ば、未婚、一人暮らしで貧乏、友達少なく人見知りで内向的、飲み会苦手で1人好き、マイペースで人付き合い苦手なおひとりさま、能面顔のヅラ美です。

もう30代の大人だけど、根本的にコミュ障で社会性が無い

私は、社交的な自分を演じる事も出来るのだけれど、根本的にはかなりの"コミュ障"だ。自分を偽って、他人と和気あいあいとしたコミュニケーションを取るのはかなり疲れる。

コミュニケーション断念のすすめ

早朝に犬の散歩をしている時。同じように犬の散歩をしている人とすれ違えば挨拶をする。挨拶はなんの問題もない。ただ、もしその人が話しかけてきた場合。私は社交的な人間を演じて対応するのだが、それが面倒で仕方ない。なので遠くに犬を連れた人が見えると、私は逃げるように散歩コースを変える。

必要な場では社交性を出すようにし、和を乱さないように心掛けるが、不要な場であればエネルギーを消費したくないのでスイッチを切る。

オフにした私はロボットのように表情が乏しくなり、全く喋らなくなる(気の合う人がいる場合は別)。そんな私は現在、生活の大半がオフの状態だ。職場でも、すでに5月だというのにマスクをしてオフにしている。

そんな自分の本性に気づいていなかった若い頃、水商売のアルバイトをした事がある。私の演じる社交性は短時間しか持たない。なので面接は上手くいったが、いざ働き始めると途端に役立たずな女になった。2時間もすると笑顔が引きつり、真顔になってしまう。

結局すぐに辞めたのだが、その頃は自分の事がよく分かっていなかったので「なぜ私は明るい人間のはずなのに、こんなにもすぐに疲れてしまうのだろう?」と疑問に思っていた。

本性に気がついた今では、社交辞令も建前も作り笑顔も、興味の無い雑談もお喋りな人も好きじゃない。そんな私は36歳。年齢だけは立派な大人だ。

36歳という大人の私が「コミュ障だから喋るのめんどくさい」なんて言えば「幼稚」「経験不足」「いい歳して」「中二病」(?)などと言われてしまうのだが、それもよく分かる。私だって、こんな事を言っている自分を客観的に見れば「36年も生きてきて今さら何を言ってるんだよ…」と思う。

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社会で働いてお金を稼ぐには、最低限のコミュニケーション能力や社会性は必須だ。「コミュ障だから」「社会不適合者だから」という理由だけでは、お金をもらう事はできない。

社会不適合者でコミュ障な自分を貫いて暮らしたければ、それが許される優れた能力を身に付けるか、あまり人と会わずに出来る仕事を探し出すか、自宅で稼ぐ方法を身に付けるか、家に引きこもっていても許してくれる誰かに養ってもらうか、ギャンブラーになるか…くらいしか生きる道はない。

どれにしても安定していなかったり、狭き門だったりで、誰でも簡単に歩める道ではない。だから私のように人付き合いを苦手とするコミュ障は、それを"克服"…まではしなくても、ある程度は対応できる力を世間で身につけて、ストレスを感じながらも生活費を稼がなければならない。

努力して我慢してお金を稼ぐか、本性で生きやすい人生を模索するか…2つのどちらかしか道は無い。

私のコミュニケーション能力は結構ギリギリのレベルだ。出来るけどしんどい。なるべく、なるべく1人になろうと逃げている。自分が内向的なコミュ障だと気づき、そんな自分を「私は駄目じゃない」と肯定できるようになってから、内向的性格がみるみると開花され、そしてどんどん内にこもるようになってきた。最近、自分の社会性の無さをひしひしと感じている。

自分を肯定できるようになった事で自己嫌悪に陥る事が無くなり、それはそれで楽になったので良かった。けれど、自分を受け入れ素直に生きようとすると、今度は世間や社会で浮いてしまう。そんな私は今後"ほどほど"を身につけ、上手く自分の性格や仕事と付き合っていくか、宝くじでも当てて我が道を歩むしかない。

もし私に子供がいたとして、その子が私そっくりな内向的性格だったら。世間や社会をストレス少なく生きていけるように、コミュニケーション能力を身につけさせる…事も大切かもしれないが、私はその子が生きやすい道(職業)を一緒に模索してあげたいなぁ…なんて時々思う。

読んでいただきありがとうございました。