総長の挨拶 ~産学連携本部の役割と組織ミッション~
東京大学は明治10年の創立以来、学術における貢献はもちろんのこと、産業界との連携を通じ、わが国の社会の発展に大きく寄与してまいりました。今、世界のリーディング・ユニバーシティとして「世界を担う知の拠点」になるという目標を掲げ、人類社会の公共性に貢献する大学づくりを進めています。大学の使命は、言うまでもなく教育と研究にありますが、同時に、社会からの要請を理解し、教育と研究に主体的に反映させること、ならびに、社会の発展に貢献すべき具体的な課題に取組む社会との連携も重要であります。ボーダレスな国際競争の中で、知的財産の重要性の認識や世界を市場とする新規産業創出への社会の期待に応えるべく、平成16年4月の国立大学法人化を契機として、大学で生み出される「知」の社会還元の手段や、新たな価値を創出できる共同研究の仕組みなどの整備を積極的に推進してまいりました。産学連携本部は、東京大学総長の下、全学的にこの機能を担う組織として、産業界からの要請をお受けする窓口であり、学内の研究者や部局と産業界との連携活動を支援・推進していきます。また、産学連携に係る組織体制・制度のなお一層の強化を図るとともに、知財創造サイクルを活性化し、技術移転、共同研究、大学発ベンチャーの更なる推進を図ってまいります。皆様の多様なご要望・ご提案を真摯にお受けして、具体的な成果に確実に結実させていく所存でございますので、引き続きご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。
東京大学
総長 濱田 純一
産学連携本部における行動指針
行動シナリオ
現総長の下、東京大学は『行動シナリオFOREST2015』という行動指針を掲げていますが、この中で、産学連携本部に関する内容は以下の通りです。
国際産学連携推進ポリシー
また、未来に向かって世界の公共性に奉仕する「世界の東京大学」となるべく、研究成果を国際社会に広く還元することを目指しています。
2007年9月には「東京大学国際産学連携推進ポリシー」を策定し、大学と産業界・社会との双方向的な連携を世界レベルで推進しています。
2007年 9月 | 東京大学国際産学連携推進ポリシー(159KB) |