薬って、どうして水で飲むの?
薬って、どうして水で飲むの?
風邪などで病院へ行くと、殆どの場合に処方される薬。多くの方が、水で飲むことと思います。では、なぜ水なのか?そんな疑問が、教えて!gooに寄せられました。

薬を水で飲む理由

質問者さんは薬の働きなどを理解したうえで、「お腹に入っちゃえば水で飲もうがお茶で飲もうが牛乳で飲もうが同じような気がします」と不思議に感じているようです。

■やっぱり水で飲む

これには、やはり水で飲むという意見が多く見られました。

「根拠はわかりませんが、やはり水か白湯です」(ohnoahさん)

「やはり水か白湯でしょう」(noname#5929さん)

ohnoahさんの言うように、理由は分からないものの、なんとなく水で飲むという方は多そうです。

■飲み方について指定された場合

また過去の経験から、次のような意見もありました。

「直前に飲む牛乳の件ですが、私は、とある抗生物質を処方されたとき、薬局で『これを服用する前後○○分(すみません、よく覚えてなくて)は、乳製品を取らないで下さいね』と注意されました。効き目が悪くなるそうです。ただ、別の抗生物質+鎮痛剤を処方された時は、『痛みで食欲無いかもしれないけど、胃が荒れないように、例えばヨーグルト1カップでもいいから、お腹に入れてから飲んでね』と言われました」(petuniaさん)

薬によっては効き目が悪くなる場合もあるようなので、他の飲み物を避けるよう言われた時は、やはりその指示に従うべきといえるでしょう。

「薬の成分とジュースやお茶の成分が反応して薬の効きがわるくなる事があるし、糖分があると胃の中に止まっている時間が長いとかで、なるべく白湯で飲んだ方がよいと指導されましたが、私のかかりつけのお医者さんは、『水がないから飲まなかった』というよりは、『お茶でもジュースでも飲んだ方がまし』って言ってました」(opty422さん)

opty422さんも、実際に飲み方について指導があったようですね。

■胃と口の違い

さらに、具体的な解説も寄せられています。

「『腹に入れば皆同じ』と言う言葉がありますが『胃の中』は『口の中』とは違います。例えば、牛乳で薬を飲む場合と、牛乳を飲んだ後に水で薬を飲む場合を考えてみましょう。
牛乳で薬を飲むと、口の中で薬と牛乳が混じります。もし、口の中で牛乳の成分が薬の成分を包み込んでしまうと、胃や腸に入った時に薬の成分の吸収を妨げる可能性があります。(中略)…
お茶で飲むのも、色々と影響があるでしょう。お茶に含まれるタンニンなどと薬の成分が口の中で結合し、目的の効果が得られない場合があります。口の中で牛乳やお茶の原液と薬が混じるのと、胃の中で胃液と混ざって薄まった牛乳やお茶と薬が混じるのは、結果が違うと言う事です。『腹に入れば皆同じ』と言う言葉は鵜呑みにしない方が良いですね」(chie65536さん)

胃の中と口の中の違いは、確かにあまり意識していないかもしれません。薬の効果も考え、他の飲み物でも良いというより、水か白湯にしておけば間違いないといえそうです。

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