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免疫療法に近づくな――長生きするなら「免疫力」より「抵抗力」
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商品の説明
内容紹介
広告では多数の治療実績をうたっている「免疫療法」。しかし、その「治療法」は、医学的に効果が証明されていない。 本書は、日本における免疫療法の実態から、エビデンスに基づいた効果の検証、効果がない治療法がはびこる原因となっている医学界・医薬品メーカーの問題、そして長生きするために本当に必要な「抵抗力」について、わかりやすく解説する。 患者第一の医療を貫き、医学界を揺るがすベストセラーを連発、そして第60回菊池寛賞を受賞した著者による渾身の書きおろし。
内容（「BOOK」データベースより）
クリニックの免疫療法で、治癒効果や延命効果が実証されたものは一つもありません。そこで行われている「免疫細胞療法」「樹状細胞ワクチン」「ペプチドワクチン」「爪もみ療法」「丸山ワクチン」など、全部デタラメです。それなのに患者・家族は、医者たちの甘言に乗せられ、数百万から数千万円を巻き上げられているのです。本書では、その解決策を探ります。
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カスタマーレビュー
最も参考になったカスタマーレビュー
105 人中、94人の方が、｢このレビューが参考になった｣と投票しています。
By ペースケ
形式:単行本
この本は巷にはびこるインチキ療法に証拠を挙げて警告するという意味では大変価値がありますが、重大な視点が抜けています。
それは「生物の各免疫細胞はさまざまな栄養素によるバックアップを受けて機能している」という点です。
人間は哺乳類の中では珍しく、ビタミンＣを体内で合成できません。そのせいで免疫機能が他の動物とは比べ物にならないほど不安定です。
たとえ無意識でもストレスを受けると、抗ストレスホルモンの「コルチゾール」が生成され、ビタミンＣその他の大欠乏が起こり、病気にかかってしまいます。
※※※なかでも「ＮＫ細胞」はなぜか、「コルチゾール」のレセプター(受容体)があり、これを受け取ると死滅してしまうらしいのです。近藤氏はこの事実を完全に度外視しています。
人類以外の哺乳類はストレスを受けるとビタミンＣを通常の８〜１０倍に増やして(人間に換算すると数十〜数百グラムというとてつもない量です)免疫力を増強し、対処しますが、人間にはそれが出来ません。各種酵素を作るためのミネラルも現代人は絶対的に不足しています。それに体温が高い人は癌になりにくいとも言われてます。
通常、ビタミンＣは肝臓でブドウ糖から合成されますが、人類はその過程を経ずにそっくりそのまま糖分を脂肪に変換して蓄えることが出来... 続きを読む ›
それは「生物の各免疫細胞はさまざまな栄養素によるバックアップを受けて機能している」という点です。
人間は哺乳類の中では珍しく、ビタミンＣを体内で合成できません。そのせいで免疫機能が他の動物とは比べ物にならないほど不安定です。
たとえ無意識でもストレスを受けると、抗ストレスホルモンの「コルチゾール」が生成され、ビタミンＣその他の大欠乏が起こり、病気にかかってしまいます。
※※※なかでも「ＮＫ細胞」はなぜか、「コルチゾール」のレセプター(受容体)があり、これを受け取ると死滅してしまうらしいのです。近藤氏はこの事実を完全に度外視しています。
人類以外の哺乳類はストレスを受けるとビタミンＣを通常の８〜１０倍に増やして(人間に換算すると数十〜数百グラムというとてつもない量です)免疫力を増強し、対処しますが、人間にはそれが出来ません。各種酵素を作るためのミネラルも現代人は絶対的に不足しています。それに体温が高い人は癌になりにくいとも言われてます。
通常、ビタミンＣは肝臓でブドウ糖から合成されますが、人類はその過程を経ずにそっくりそのまま糖分を脂肪に変換して蓄えることが出来... 続きを読む ›
154 人中、128人の方が、｢このレビューが参考になった｣と投票しています。
By ロビーナ
形式:単行本|Amazon.co.jpで購入済み
近藤先生が、今度は
「がん免疫サギ」の実態を暴いてくれた。
たとえば「免疫療法はがんに効く」という
イメージを世にひろめた立役者、
丸山ワクチン。１９６４年に投与が始まり、
この半世紀で、がん患者40万人が利用している。
しかし、開発者・丸山千里医師の著書を読むと
口絵のレントゲン写真からして
単に軟骨が石灰化したのを「がんの転移」と呼び、
丸山ワクチンで「消えた」ことになっていたり、
患者の体験談も、根拠は本人の話だけの上、
放射線治療のあと丸山ワクチンをやって
「効いた」と主張…と、ずさんの一言だという。
また、1990年代の終わりに
医者たちが臨床試験をしたら
丸山ワクチンを多く打った患者群の５年生存率は
ごく少なかった患者群より、１８％も悪かった。
ところが、その事実は患者には伝えられず
丸山ワクチンは、いまだに有償で配布されている。
欧米の実験では
免疫療法を900人に行って、
がんが少しでも小さくなった患者は数人と、
なにもしない方がいい成績。
ヨーロッパやアメリカでは
医者ががん免疫療... 続きを読む ›
「がん免疫サギ」の実態を暴いてくれた。
たとえば「免疫療法はがんに効く」という
イメージを世にひろめた立役者、
丸山ワクチン。１９６４年に投与が始まり、
この半世紀で、がん患者40万人が利用している。
しかし、開発者・丸山千里医師の著書を読むと
口絵のレントゲン写真からして
単に軟骨が石灰化したのを「がんの転移」と呼び、
丸山ワクチンで「消えた」ことになっていたり、
患者の体験談も、根拠は本人の話だけの上、
放射線治療のあと丸山ワクチンをやって
「効いた」と主張…と、ずさんの一言だという。
また、1990年代の終わりに
医者たちが臨床試験をしたら
丸山ワクチンを多く打った患者群の５年生存率は
ごく少なかった患者群より、１８％も悪かった。
ところが、その事実は患者には伝えられず
丸山ワクチンは、いまだに有償で配布されている。
欧米の実験では
免疫療法を900人に行って、
がんが少しでも小さくなった患者は数人と、
なにもしない方がいい成績。
ヨーロッパやアメリカでは
医者ががん免疫療... 続きを読む ›
44 人中、35人の方が、｢このレビューが参考になった｣と投票しています。
By shinogita
形式:単行本|Amazon.co.jpで購入済み
内容の詳細には訂正すべき点が山ほどあるし、注文をつけたい点もある。ただそれらのことを考えても近藤誠氏の主張の大枠は正しい。本書に書いてあるように具体的な治療法やクリニックの名前を挙げて非難をすることは訴訟リスクもあり、かなりのエネルギーを要する。ここまでの主張は近藤誠氏でなければ出来なかったであろう。多くの医師・ジャーナリストは同じように思っていても、マイルドな表現で「自己検閲」を行なってしまう。現在の免疫療法詐欺の無法地帯の有様は恥ずべき状況である。本来「アカデミア」と呼ばれる大学・研究所に働く医師・研究者は、正しい医学的見地からこれらの詐欺療法に対して適格に警笛を鳴らすべきであり、主要な学会や医師会はこれら詐欺療法を行なっている医師に対して非難の声をあげるべきである。現実には非難をするどころか、アカデミアがお金儲けのために「臨床研究」という名の下で患者から詐欺クリニックと変わらない金額を搾取している。厚生労働省も先進医療の一部に免疫療法を含めていて、効果の望める治療という期待を持たせている。官民学をあげて詐欺に加担しているのである。本書の詳細には間違いが多く、医学の進歩とともに今後効果のある免疫療法が到来する可能性はメラノーマ以外のがんでも十分にあるため、この本のために未来永劫患者が免疫療法を毛嫌いするような状態になってはいけない。しかし現在行われている大多数の固形がんに対する免疫療法（療法と呼ぶべきではないとは思うが）に対して警鐘を鳴らす意味で本書の意義は大きい。
92 人中、71人の方が、｢このレビューが参考になった｣と投票しています。
形式:単行本|Amazon.co.jpで購入済み
科学的に正当な反論がない限り、本書の内容は信ぜざるを得ない。
そのくらい説得力のある本である。
免疫療法で、延命効果があるのはメラノーマ（悪性黒色腫）だけ。
という論に反論できる医師はいるのだろうか。
がんの３大治療である「手術による切除」「抗がん剤」「放射線」も
今のところ、それら３つによる体へのダメージと延命効果を
天秤にかけて判断しなければならない。という論も説得力がある。
何しろ延命効果を示すデータが、
嘘とトリックで塗り固められたデータだというのである。
手術や抗がん剤や放射線で、体が痛めつけられるほうが
癌を飼い馴らすよりずっときつい。
という事実に僕は愕然とする。
そのくらい説得力のある本である。
免疫療法で、延命効果があるのはメラノーマ（悪性黒色腫）だけ。
という論に反論できる医師はいるのだろうか。
がんの３大治療である「手術による切除」「抗がん剤」「放射線」も
今のところ、それら３つによる体へのダメージと延命効果を
天秤にかけて判断しなければならない。という論も説得力がある。
何しろ延命効果を示すデータが、
嘘とトリックで塗り固められたデータだというのである。
手術や抗がん剤や放射線で、体が痛めつけられるほうが
癌を飼い馴らすよりずっときつい。
という事実に僕は愕然とする。
最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0
医師の立場から私達に教えて頂ける幸せ
近藤先生だからこそ、色んな分野も勉強され、その上で私達一般人では知り得ない知識を教えて頂けるのです。医師同士の結束の固さに縛られずに、弱い患者の立場に立ち、これ程... 続きを読む
投稿日: 10日前 投稿者: ソールメイト
5つ星のうち 4.0
安保徹 ・石原結實・松生恒夫・福田稔・済陽高穂などを斬って・・・はいない
... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: ぽるじはど
5つ星のうち 1.0
すべての免疫療法を一緒にするな。
確かに従来の免疫療法は1種類だけを培養して投与したりその治療自体が怪しい物もおおい。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: シャブルノスキー
5つ星のうち 3.0
タイトルは期待通り、サブタイトルは期待外れ
本書は、免疫療法詐欺ビジネスに引っかからないための本です。
その一点のためだけに読むのであれば、... 続きを読む
その一点のためだけに読むのであれば、... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 一甫一歩
5つ星のうち 1.0
星数は保留です。空いている部屋に書き込んでいます。免疫と抵抗力・体力の違いが微妙です。
欧米の医学雑誌や研究状況を踏まえての「免疫療法」の実態を語り明かしてくれているように思いました。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: iihonn-yomitaidesune
5つ星のうち 5.0
身近な問題なので、、、
丸山ワクチンについて検討をしていただけにとても参考になりました。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: スミレ母
5つ星のうち 4.0
一理あります
近藤さんの主張には一理ありますが 近藤さんだけでなく 双方のエビデントが少ないので 全面的には支持できない。
投稿日: 5か月前 投稿者: nora
5つ星のうち 3.0
どうしよう？
免疫力と抵抗力ってどう違うの？免疫療法って１９５０年ごろからすでにその理論はノーベル賞受賞者のフランクバーネットとか言うえらーい人によって解かれている治療でしょ！... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 松尾良信
5つ星のうち 4.0
免疫療法に対する疑念、しかし・・・
近藤先生の新刊です。内容は、はっきり言って大変すばらしいです。免疫療法に関する疑問や、効き目やそのメカニズムにまで踏み込んで、批判しています。ある意味で、免疫療法... 続きを読む
投稿日: 8か月前 投稿者: justice321
5つ星のうち 5.0
サギの中のサギ、免疫療法
近藤誠氏の著書で一貫しているのは我が国のガン治療、あるいは他の多くの医療常識の矛盾を詳らかにする姿勢である。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: Monsieur T
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